美しい背中に欠かせないのは「肩関節」「肩甲骨」「胸椎」この3つの動きを柔軟にすること。前編「背中のハミ肉の原因は、毎日している“あの動作”?!」では、背中にぜい肉がつく原因と解消するしくみをご紹介しました。ここでは背中のぜい肉に“効く”5つのストレッチをご紹介します。 入浴後は体が温まり、脂肪も温度が上がり柔らかく代謝しやすい状態になっています。ストレッチにぴったりのタイミング。お風呂上がりに、美しい背中の後ろ姿をイメージしながら、しっかり動かしてみてください。
今回、ロート社員が石川先生からストレッチを教わりました。皆さんも試してみてくださいね。
教えてくれたのは
FTPピラティス教育ディレクター:石川沙樹先生
スマートキャンプ東京をはじめ都内スタジオでレッスンを行う他、海外トレーナーが行う研修の通訳や、インストラクター養成、国内のイベントやワークショップの講師、海外でのトレードショーなどのプレゼンターも務める。鍼灸師(国家資格)としても活躍中。
腕をねじる時は、二の腕をギューッと絞るイメージで。肩の位置は動かさずそのままにし、肩の中にある“回旋筋腱板”を意識しながら動かしましょう。首のストレッチも同時に行ないます。
肩甲骨の上方下方を回旋し、肩甲骨の間もしっかりストレッチします。
胸椎を横に動かすストレッチです。脂肪がだぶつきやすい上腕三頭筋、背中の横にある広背筋のストレッチにもなります。普段は閉じている筋肉を開いてあげるような気持ちでやってみましょう。
胸をストレッチしながら、同時に背中を締めていきます。何度か繰り返すと血流がよくなってくるのがわかるでしょう。
胸椎のねじれの動きをつくりながら、体の側面や太ももの内側もストレッチします。首まわりにある、リンパの流れをつかさどる鎖骨下静脈も刺激するので、顔のむくみもスッキリするでしょう。
普段、運動しない方は体が硬く難しく感じるかもしれません。最初は、横に倒れるくらいなど、できる範囲で大丈夫。続けることが大切です。4番目のストレッチは場所を選ばずにでき簡単です。両手を組んで胸を持ち上げるだけでもいいし、横に倒してみたりねじったり。それだけで背中の筋肉が収縮します。仕事の合間やトイレに立ったついでになど、毎日の隙間時間にどんどん取り入れてみてくださいね。
肩関節、肩甲骨、胸椎が動き始めたらスッキリした美しい背中になるのも、そう遠くはありません。日々の積み重ねが、これからの自分自身を作るのだと思いますので、ぜひ今日から試してみてください。
自分では先生と同じポーズを取っていたつもりでしたが、鏡を見てその違いに驚愕!
まさかこんなに自分の体が動かないなんて…普段の生活では思った以上に体を使えていないのだなと実感しました。
動きもゆっくりで短時間のストレッチでも、実際やってみると背中や肩の奥の方の筋肉がかなりしっかりと伸ばされました。
普段使っていない場所を動かす感覚が新鮮で、気持ちよかったです。
家でも簡単にできそうなので、寝る前の習慣にしたいと思います!