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2024/04/10

社員の目の健康を守る!上野テクノセンターの取り組み「キラッとアイ週間」

ロート製薬の目薬などを製造する上野テクノセンター。世の中に健康の価値を提供するためには、まず社員が健康であることが必要だという考えのもと、健康週間を設けています今回、取り組みの1つである「キラッとアイ週間」をご紹介します。

目の健康のために、注目したのは「カロテノイド」

ロート製薬の社員は、毎年1回体力測定をするのですが、ここで働く社員の転倒リスクが高いという結果に。このままではいけない、もっと自分の身体を知り、自分に合った健康行動を起こすきっかけを作りたいという思いから、「キラッとプロジェクト」が始まりました。転倒リスクを下げるために注目したのは、まずは「目」です。周りの状況をよく見て判断するためには、見る力が必要だと考えました。目の中でも、ものを見ているのは網膜の中心にある黄斑部なのですが、細胞が集まる重要な部位であると同時に、光によるダメージを最も受けやすい部位でもあります。
そんな大切な黄斑部を保護する働きを持つのが、カロテノイドという成分です。カロテノイドは体内で生成することが出来ないうえ、加齢によって減少することが分かっており、減少によって加齢黄斑変性症などの疾患を招く恐れがあります。

そこで、カロテノイドを積極的に摂取してもらう3週間のキラッとアイ週間を実施しました。
・1週目
ベジメータ®という測定器を使用して現状のカロテノイド量を知る
・1〜2週目
社員食堂で野菜をたっぷり使ったアイケアメニューを用意し、カロテノイド摂取を促進する
・3週目
ベジメータ®で再度計測し、カロテノイド量の変化を視える化する

カロテノイド量を知り、積極的に野菜を摂取!

・1週目

ベジメータ®という測定器を使用して現状のカロテノイド量を知る

ベジメータに中指を挟んで10秒間待つと… ベジメータ®に中指を挟んで10秒間待つと…
ベジスコアTMが表示!

・1〜2週目

社員食堂で野菜をたっぷり使ったアイケアメニューを用意し、カロテノイド摂取を促進する

\ アイケアメニューにはこのポップが付いていました! / アイケアメニューにはこのポップが付いていました!
\ どのメニューも野菜たっぷり! / どのメニューも野菜たっぷり! イカと野菜のフライ
たっぷり野菜のニラ玉 たっぷり野菜のニラ玉

・3週目

ベジメータ®で再度計測し、カロテノイド量の変化を視える化する

381スコアでB判定 381スコアでB判定
162スコアでE判定
162スコアでE判定。カロテノイドアップに努めます!

3週間の取り組みの結果は・・・
1回目と2回目の測定を比較すると、カロテノイド量が全体的にアップ!1回目測定会では最も数値が低い【E判定】も多かったのですが、2回目測定では【E判定】が少なくなり、【A判定】も多くなりました。

実践した社員からは、普段から野菜を意識して摂るようになった、野菜多めのメニューを増やしました。と、健康への意識変化が見られました。お客さまの健康をサポートする立場にある私たちだからこそ、今後も健康的な週間を生活に取り入れていきます。
皆さんも参考にしてみてくださいね。

【レシピ掲載】“アイケアメニュー”のレシピをご紹介

●豚肉のマヨマスタード焼き(2人分)

  • 豚ロース肉・・・2枚(100g)
  • 塩・こしょう・・少々
  • 小麦粉・・・・・少々
  • マヨネーズ・・・46g
  • 粒マスタード・・8g
  • 1.豚ロースに塩・こしょうで下味をつけ、小麦粉をまぶす。
  • 2.油(分量外)をひいたフライパンに1を置き、中火で焼く。
  • 3.片面に焼き目がついたらひっくり返して、もう片面を焼いて中まで火を通す。
  • 4.3の片面にマヨネーズと粒マスタードを塗り、オーブントースターで5分焼く。
  • 5.キャベツとにんじんを千切りにし、レタスはざく切りにする(それぞれ分量外)。
  • 6.お皿に4を盛り付け5を添えたら完成。

●ほうれん草となめこのおひたし(2人分)

  • ほうれん草・・50g
  • なめこ・・・・30g
  • もやし・・・・30g
  • めんつゆ・・・2g
  • かつお節・・・少々
  • 1.ほうれん草はざく切りにする。
  • 2.ほうれん草、なめこ、もやしをボイルする。
  • 3.ボウルに2を入れ、めんつゆで和える。
  • 4.お皿に3を盛り付け、かつお節をのせたら完成。

豚肉は視神経の働きを高めて、視力低下の防止に効果的。抗酸化作用のあるルテインを含むほうれん草と一緒に摂取することで、疲れ目防止の効果がさらにアップします。皆さんも作ってみてくださいね。

【こぼれコラム】目の健康に不可欠!カロテノイドに注目!

カロテノイドは、動植物が持つ自然界に存在する黄色または赤色の色素のこと。緑黄色野菜に多く含まれるβ-カロテンやトマトなどに含まれるリコピン、マリーゴールドに含まれるルテイン、唐辛子などに含まれるカプサンチンなどがあげられます。これらは強い抗酸化作用を持ち、老化の原因となる活性酸素の発生を抑え除去する働きがあります。

●カロテノイドと目の関係

カロテノイドは身体のさまざまな場所に存在し、目の水晶体や黄斑部などにも存在しています。ルテインやゼアキサンチンといったカロテノイドは、目の水晶体や黄斑部で強力な抗酸化作用を発揮。紫外線やブルーライトから目を保護する働きがあります。

カロテノイドと目の関係

●カロテノイドが含まれる食品

カロテノイドは体内で作ることはできないため、食事などから摂取することが大切です。健康のために野菜は1日5皿分(350g)以上、そのうち緑黄色野菜は2皿分(140g)摂取するのが理想です。

代表的な緑黄色野菜の70g目安