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2023/09/12

ツラい疲れ目、コリ解消!疲れをためないセルフケア術

リモートワークやおうち時間が増えたことで、これまで以上にパソコンやスマホ画面に触れる時間が多くなった今、目の疲れやコリを感じやすくなっていませんか?
ロート製薬が行った調査によると、在宅勤務している方のうち、22%の方のデジタル接触時間が1日あたり5時間以上も増えているのだとか。それに伴い、疲れ目やコリに悩まれる方が急増し、またその悩みの度合いも深刻化しているようです。
そこで今回は、ツラい疲れ目やコリをほぐすホームケア方法をお伝えします。

ツラい疲れ目、放っておくと全身の不調にも

いわゆる「疲れ目」と呼ばれる症状は、目の痛みやまぶしさ、乾燥、かすみ目、涙が出てくる、まぶたがピクピクするなどがありますが、人によって感じられる不調は様々です。「1~2晩、しっかり休めば回復するから」と、甘く見ていると、目を動かす筋肉の硬直が全身の筋肉にまで伝わり、血行不良によって首や肩のコリ、頭痛、吐き気など、全身の不調にまでつながってきてしまいます。また、そんな症状がつづくと、イライラや不安、集中力の低下など、精神的にも辛い悪循環となります。疲れ目の1番の原因はパソコンやスマホなどデジタル機器の使い過ぎにありますが、今や仕事にも生活にも欠かせないものですので、うまく付き合っていく必要があります。パソコンやスマホは1~2時間使用したら、目を休ませる時間を設けたり、これから紹介するセルフケア方法を参考に、目の疲れをためない生活を意識することが大切です。

疲れ目の簡単セルフケア方法

ケアをする時は、肘をテーブルなどにのせて固定して行うと、程よい圧がかけられておすすめです。体が温まったお風呂上りなどに一連のケアをゆったりと行ってみてください。

目周りの筋ほぐし

① こめかみのくぼみ部分を人差し指と中指で押さえながら、くるくるくると3周まわします。次に、反対まわしでもう3周。まわし終えたら、そのままグーッとこめかみのくぼみを3秒押し込み圧をかけます。

② 薬指、中指、人さし指の腹をそれぞれ眉頭、眉中央、眉尻に当てて、下から上へ押し上げます。気持ちのいいところで5秒キープし、これを3回行います。

③ 眉間にしわを作る時に働く筋肉「皺眉筋(しゅうびきん)」を中心に、眉毛を親指と人差し指でつまみ、優しく揉んでいきます。コリが緩んだと感じるまで、数回行います。

④ 最後に目の下のくぼみ部分の血行を促します。こちらは、滑りをよくするためにアイクリームなどを塗ってから行いましょう。中指で目頭からこめかみまでクルクルと滑らすように優しくほぐします。

余裕があれば、最初にホットタオルで目周りをじんわりと温めてみてください。温められることでマイボーム腺の詰まりが緩和したり、血行が促進されることで涙の分泌量も自然と増えてくれ、より効果的です。そして目周りの筋ほぐしの最後には、冷タオルで引き締めてあげることもおすすめです。

頭の筋ほぐし

① 親指で耳の後ろのくぼみを押さえながら、人さし指と中指で頭の上部を押し当てます。そのまま上下にゆっくりと3回動かします。この動きで目の周りの筋肉とつながる側頭筋をほぐし、血流を促してあげます。

② 耳の後ろから鎖骨につながる筋肉(胸鎖乳突筋)をほぐすため、親指の腹で圧をかけるようにゆっくり押していきます。

頭から首にかけての筋肉のコリがほぐれることで、血流が改善され、目の疲れだけでなく頭痛の改善にも効果的です。

ハンドのツボ押し

滑りをよくするため、まずはハンドクリームを多めに塗ってから行ってください。

① 手の甲にある目の疲れや頭痛、首・肩のコリに効くツボ「合谷(ごうこく)」を親指と人差し指で挟んで押し込みます。

② 手のひら側からも、親指と人差し指の骨が交差するくぼみ部分を挟んで押し込みます。

③ 手のひらのつけ根部分から親指に向かってグイっと押し流していきます。

末梢の血流を促進することで全身の血流もよくなるので、ハンドをほぐしてあげることも疲れ目、コリには有効です。
皆さんもセルフケアを取り入れて、疲れの蓄積を予防してみてくださいね。

164人のメンバーがいいね!と言ってます。
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