世界中で多様性の理解が進むにつれて、女性特有の健康問題を社会全体で解決する取り組みが広がる今、女性のお悩みを解決する“フェムケア”と呼ばれるアイテムが話題を集めています。その中にはファッショナブルなアイテムもありますが、ロート製薬のフェムケアは、深いお悩みの改善を目標としているのが特徴。早くから、「女性ゆえの不便や苦痛を感じず、健康で幸せに過ごせるように」という想いを込めて、我慢しない生活を支えるアイテムをお届けしてきました。
そんなロート製薬のフェムケアをご紹介する特集第3弾は、この時期、多くの人を悩ませる“五月病”に注目!その症状として現れやすい“不眠”をクローズアップし、原因や対策法もご紹介しますので、最後までご覧くださいね。
<目次>
環境が大きく変わり、新しい生活が始まる春。慌ただしい毎日に、「がんばらないと!」と気を張っているうちに現れるのが“五月病”です。一般的には、何もする気が起きなくなったり、感情の起伏が乏しくなったり、周囲に無関心になったりするような無気力な状態を意味しますが、実は五月病は医学用語ではありません。もともとは、厳しい受験を乗り越えた5月ごろの大学生に多く見られることから、そう名付けられたようですが、医学的には無気力症候群(アパシーシンドローム)と呼ばれるそうです。いずれにせよ、そのような症状になってしまうのは、強いストレスから心を守るための逃避行動だともいわれています。
五月病は学生に限ったことではなく、職場環境や仕事内容、ライフステージの変化などをきっかけに、つらい症状に悩まされる大人も少なくありません。
そのつらい症状として現れやすいのが「不眠」。「起きられない」、「仕事の効率が落ちる」と日常生活を送る上で困るという声も多く、これらの症状も眠れないことが関係しているのかもしれません。
睡眠は身体と心の健康に欠かせない大切な生活習慣であり、「睡眠問題は万病の元」といわれることも。誰もが毎日当たり前に繰り返す行為であるはずなのに、どうして眠れなくなってしまうのでしょうか。不眠症に詳しいロート製薬のスタッフに聞きました。
答えてくれたのは、
開発担当 ロートネーム:やたちゃん
厚労省によると、不眠症とは眠りたいという意思があるにもかかわらず、睡眠時間が短く、眠りが浅くなり身体や精神に不調を来す神経症で、睡眠障害の一つとされています。また、その症状は下記の4つのタイプに分かれます。
眠れないことだけでも苦しいのに、その睡眠問題によって、日中の倦怠感や意欲・集中力・食欲の低下などの不調が起こりやすいのも不眠のつらいところ。
また、“不眠”はストレスや体調不良、環境変化などによって、一時的に眠れない状態ですが、日常生活に支障をきたしたり、慢性化すると“不眠症”となります。
経験がないと、“ただ眠れないだけ”と感じるかもしれませんが、その症状は想像以上につらいもので、下記のようなお声も挙がっています。
このように症状は実に様々ですが、どれもつらい様子が伝わってきますね。
不眠(=睡眠障害)は、自律神経がアンバランスになることが主な原因です。そして、そのアンバランスを引き起こすのは、ストレスや生活習慣の乱れ(不規則な生活習慣や、過度なアルコールやカフェインの摂取など)、病気(不安やうつ病、睡眠時無呼吸症候群など)、環境(明るい照明や騒音など)、遺伝的要因などが考えられます。
日頃の運動習慣や生活スタイルによって個人差がありますが、一般的には次のような理由が考えられます。
ただし、夏はそもそも環境が寝苦しいうえに、日照時間が長いため夜更かししやすく、冬は日照時間の短さから、体内時計が狂って眠りが浅くなるなど、不眠の要因は一年中どの季節にもあるもの。春が過ぎても油断は禁物です。
まず、下記の厚労省のデータを確認ください。
※厚生労働省「令和3年度 健康実態調査結果の報告」データより作成
このように、女性のほうが睡眠に問題がある割合が高いことが分かっていますが、それには女性ならではの身体のメカニズムや社会的な背景など、様々な要因が考えられます。
月経周期や妊娠・出産、更年期など、女性は生涯にわたってホルモンの影響を受け続けます。ホルモンの変化が、睡眠の質や量に影響を与えることも。
女性は、男性よりもストレスを感じやすいといわれています。ストレスは不眠症の主要な原因の一つであり、女性が不眠症になりやすい原因の一つです。
女性は男性よりも、不眠症の一因であるうつや不安になる可能性が高いとされています。
仕事に家庭、育児、介護など、女性は男性よりも社会的役割が多い傾向が。これらの責任が、女性の睡眠に影響を与えることがあります。
不眠の解決にはいろいろな対処法が考えられますが、まずは下記のように、生活習慣を見直すことから始めましょう。
それでも不眠が続く場合や、つらいと感じる時は、漢方で改善していくという選択肢もあります。
漢方では不眠は、「興奮状態で眠れないもの」、「不安感が強くて眠れないもの」、「心身ともに過労で眠れないもの」の3型に分類されます。また、痛みやかゆみ、冷えや発熱など、なんらかの不調によって眠れない身体因性不眠は、原因疾患を治療します。
人それぞれ固有の体質を持つと考える漢方では、症状の現れ方や自覚症状に応じて、12種類以上の処方から最適な薬を選びますが、体力虚弱な人で神経症状の強い場合は、加味帰脾湯(かみきひとう)がよく選ばれます。
「寝つきが悪く、朝早く目が覚める」
「眠りが浅く、ぐっすり眠れない」
「仕事や人間関係のストレスでイライラしたり、緊張しがち」
そんな症状でお悩みの方には、ロート製薬 和漢箋シリーズの「ユクリズム」がおすすめです。
「ユクリズム」は、自律神経に働きかけてイライラや神経症状を鎮め、不眠を改善する漢方薬。加味帰脾湯がストレス疲労などの溜まった精神状態に働きかけて興奮を鎮め、不眠を改善します。
また、ストレスや不安は、胃や腸が収縮し、食欲不振や胃腸の不調を引き起こすことがありますが、「ユクリズム」は、消化吸収を促し胃腸機能を改善して、弱った心と体の回復を助けます。そのため、五月病のような疲労感を感じやすい精神不安、神経症にも効果的です。
販売名:ユクリズム第2類医薬品
体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの次の諸症:貧血、不眠症、精神不安、神経症
今や3~4割の人が睡眠に関して何らかの悩みを抱えているといわれるように、不眠は現代の国民病の一つです。疲れやイライラを感じたり、眠れないこと自体がストレスになったりと不眠にお悩みの方は本当につらいと思います。「ユクリズム」は、不眠状態の原因である身体の変化に着目し、心と体の調子を整えることによって睡眠へと導きます。日々の生活に取り入れやすい漢方で、不眠に煩わされず、自分らしい生活へ進むお手伝いができればうれしいです。
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