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2022/11/02

笑顔と発見がいっぱい!「ロートサイエンスキッズ イベント」レポート

未来を担う子どもたちに科学のおもしろさを伝えたい。何かを発見した時や達成した時の、キラキラとした目の輝きを引き出したい。そんな想いから生まれた「ロートサイエンスキッズ」は、子どもたちの「なぜ?」に、ロート製薬の研究開発スタッフが本気で挑むプロジェクトです。これまでは動画配信を中心に、身近な疑問を解明すべく、スタッフ自らが実験・検証を行う様子をSNSなどで紹介していましたが、ついにリアルイベントを実施!子どもたちが実際に体験できる実験教室を開催しました。午前の部を中心に、驚きと笑顔がはじけた大盛り上がりのイベントの様子をレポートします!

開催日時:2022/8/21(日)午前の部:11:00~12:00、午後の部:14:00~15:00

会場:ロート製薬株式会社 グランフロント大阪オフィス

シャボン液に、何を足すと割れにくくなる?

『シャボン玉の不思議とは?みんなで実験してみよう!』をテーマに行われた実験教室は小学生が対象。取材チームがお邪魔した午前の部は、小学1年生~6年生までの7名が参加してくれました。
今回のイベントを進行したのは、先生役の“えんちゃん”や実験サポーターの“ふなぴ”と“しーちゃん”(いずれもロートネーム)など、研究開発スタッフを中心とした全6名。それぞれの紹介が終わったら、実験教室の始まりです!

まず始めに、今回のテーマ“シャボン玉”の基礎知識を“えんちゃん”から教わります。
“シャボン玉”の“シャボン”はポルトガル語の「サボン(石けん)」が語源。つまり、シャボン液=石けん液なのですが、普通の石けん液でできるシャボン玉はすぐに割れてしまうので、ロート製薬の商品を使って“割れにくいシャボン玉”を作ろう!というのが今日の目的です。

その商品の選択肢として挙がったのが、「ロートソフトワン点眼液」と「肌ラボ極潤ヒアルロン液」。
「実は、このどちらかを入れると割れにくいシャボン玉ができるんです!実際に商品を触ってみて考えてみましょう」。そう言われて、子どもたちは商品を手に取っていきます。目薬は「さらさらしている」、ヒアルロン液は「ちょっとぬるっとする」、「ペタペタして、ガムシロップみたい」など感じ方は様々です。

ただ、感触だけではどちらが割れにくいシャボン玉になるか予想するのは難しいので、ヒントをもらいます。
ヒント① 目薬は涙に近い量の塩が入っていること
ヒント② ヒアルロン液には肌の潤いを保つために、「ヒアルロン酸Na」や「グリセリン」といううるおい成分が入っていること
この2つを聞いて、自分なりの予想(仮説)を実験ノートに書きました。

しっかり溶かせるかな?! 2つのシャボン液づくりに集中

予想が終わったら実験開始!目薬とヒアルロン液、それぞれを入れたシャボン液を作ります。
まずは、目薬入りのシャボン液から。プラカップに“目薬のもと(粉)”を入れ、上から水を注ぐのですが、カップに書かれた線まで水を入れるのも真剣!「なかなか水が出ない…」と力加減に苦労する子や、「ちょうど線まで入った!」と安心する子もいました。

「本物の商品は無菌操作や衛生管理がされた別ものですが、今“目薬のもと”を水に溶かしたものは、目薬に近い状態です。ここに洗剤を入れてみましょう」。その指示を聞いて洗剤を入れると、「あ!色が変わった!」、「ジュースみたいになった!」と驚く声があちこちから。「泡立たないように優しく混ぜたら、目薬シャボン液の完成です」と聞いて、まずは全員ひと安心です。

続いて、ヒアルロン酸入りのシャボン液を作りますが、今度は難易度が少し上がります。粉状のヒアルロン酸を、水ではなく、グリセリンという、とろみのある液体の成分で溶かすのですが、これがなかなか溶けにくい!
“えんちゃん”に「ここの混ぜ具合が、成功するかどうかにかかっているので(笑)、一生懸命混ぜてくださいね」、なんて檄を飛ばされ(?!)、みんなはさらに必死です。それでも、「もし溶け残っているようなら、ヘラの背中を使って粉をこするようにつぶしてみて」とアドバイスを受けて、全員が上手に溶かすことができ、誇らしげな笑顔があふれました。
あとは、先ほどと同じように青い目盛りまで水を注ぎ、静かに混ぜたら完成です。「目薬入りのと違って、とろとろしている」、「色もさっきのより薄い」と、早くも2つの違いが見えたようです。

吹き比べてびっくり!割れにくいシャボン玉ができた!

こうして2つのシャボン液の準備ができ、スタッフ自作のモールもそろえて準備は万端。いよいよ実際にシャボン玉を作って、どちらが割れにくいか比べる時が来ました!

はじめは目薬入りシャボン玉。モールにシャボン液を含ませて、そーっと息を吹き込むと……、きれいなシャボン玉ができるものの、すぐにパチンと割れてしまいます。何度も繰り返すうちにコツをつかむ子も出てきて、連続して大量のシャボン玉を作ったり、大きい玉を作ったりもしますが、どれもほどなく消えてしまいます。

目薬入りシャボン玉の様子が分かったところで、次はヒアルロン液入りシャボン玉の番。同じように息を吹き込むと、「どんどん大きい泡になる~!」、「全然割れなくて息が苦しい!」、「すごいたくさん泡ができる!」と、明らかに先ほどとは違う様子に大興奮!どの子もたくさんの球体を作り、その多くが割れずに床に落ちていきます。
「みんな足もとを見て!泡がどんどん溜まってきてるよ。こんな状態でも割れないんだね」。“えんちゃん”にそう言われて、「うわ~っ!」と驚くと同時に、「泡の上に泡が乗ってる!」、「なんだか泡がぷるんぷるんしてる」と、目をキラキラさせながら、それぞれにいろんなことを発見していました。
こうして実際に試すと結果は一目瞭然!割れにくいシャボン玉は、ヒアルロン液を使うことで実現できました。

原因を学ぼう!割れにくい理由と割れやすい理由

実験で結果を確認した後は考察です。どうしてヒアルロン液入りのシャボン玉は割れにくかったのか、理由をみんなで考えます。「ちょっと難しいかもしれないけど、どうしてヒアルロン液入りだと割れにくかったのか、思いつくまま実験ノートに書いてみてください」。その問いかけに悩みながらも、それぞれに自分の考えを書き込み、“えんちゃん”の解説を聞きます。

シャボン玉は、シャボン液が薄い膜になって手を繋ぎ合っていることで丸(球状)になっていること。それが地面や何かに当たったり水分が蒸発したりすると、繋いだ手が外れ、膜が弾けてシャボン玉が壊れること。また、ヒアルロン液シャボン玉の割れにくさのカギはヒアルロン酸という成分で、その水を抱え込む力(保水力)が、シャボン玉の水分が蒸発しないように守るから、膜が割れにくくなることを教わりました。

逆に、目薬入りのシャボン玉が割れやすかったのは、目薬の食塩が原因。薄い膜になって繋がっているシャボン液の中の、界面活性剤という成分が並んでいるところを、溶けた塩(NaイオンやClイオン)が乱すので割れてしまう。と、少し難しい内容だったものの、小さな子もしっかり聞いていました。今見た・感じた“不思議”なことだからこそ、興味を持って学ぶことができるのかもしれませんね。

今回はヒアルロン酸を使いましたが、家で実験する場合は、身近に手に入るガムシロップやPVA配合の洗濯のりを入れても割れにくいシャボン玉ができるとのこと。「水の代わりにジュースを入れてみたり、シャボン玉を作るモールを丸以外の形にしたり、いろいろ自分なりに試して、実験を楽しんでみてください」と、次につながるヒントとともに、今日のプログラムは終了です。最後にみんなで記念写真を撮りました。

参加した子どもたちの感想は?

「ヒアルロン液入りのは、シャボン玉でシャボン玉を跳ね返せる感じがしました」Hくん

「ヒアルロン液を入れると、大きいシャボン玉ができてびっくりしました」Mちゃん

「いろんな材料を混ぜて、自分でシャボン液を作れたのがうれしかったです」Jちゃん

「ヒアルロン液入りのシャボン液をふーって吹くのが楽しかったです」Sちゃん

「いつもお風呂で作っている泡と違って、ヒアルロン液入りのシャボン玉は全然割れなくてびっくりしました」Nちゃん

「ヒアルロン液入りのシャボン玉は、地面に落ちても全然割れなくて、丈夫な感じがしました」Aちゃん

「目薬入りのシャボン液を作る時、水を入れた瞬間に色がジュースみたいに変わって驚きました」Hくん

と、印象に残っているところがそれぞれ違って、いろんな発見や感動があったようです。

付き添いに来てくださった保護者の方からも、「身近なテーマで分かりやすく、子どもたちも楽しそうだった」、「子どもが楽しみながら実験に参加していたのがよかった」など、ご好評をいただきました。

「ロートサイエンスキッズ」では、今後もさまざまなテーマで動画配信やリアルイベントを予定しています。詳細はHPやSNSでご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね!

・「ロートサイエンスキッズ」の詳細についてはこちら
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