年に一度の一大リアルイベント！
「ココロート♡Fes 2025」レポート 前編

ココロート♡Fesとは？

2023年からスタートした「ココロート♡Fes」は、ロート製薬の様々な商品や事業・サービスを「見て、聞いて、話して、触れる」ココロートパークのリアルイベントです。

今年は「ワクワク♡ロートサイエンス」をテーマに、ロート製薬のものづくりにかける情熱や商品へのこだわり、研究開発の裏側を社員自らが伝えました。豊富な展示や体験型コンテンツを通して来場者の“ワクワク♡”を高め、サイエンスや未来への期待感を膨らませます。

【スキンケア成分ブース】健やかな肌へ導く“とっておき成分”を学ぼう！

まずは、会場中央にあり、大きなフラッグがひと際目を引く「スキンケア」ブースへ。「学ぼう！ロートスキンケア成分」と題して、ロート製薬が注目する「ヒアルロン酸」「ビタミンC」「セラミド」「アゼライン酸」「レチノール」を見て、聞いて、試す体験ができます。

ブースでは、各成分に関するクイズが行われていて、「ビタミンCを取り入れるおすすめのタイミングは？」「ヒアルロン酸があると肌はどうなる？」といった問題にお客様が答えながら楽しく学ぶことができます。

クイズに正解すると成分ごとに異なる色のシールをもらうことができ、肌の断面図が描かれた大きなパネルにお客様自身が貼り付けていきます。「成分を届けたい部分にシールを貼ってくださいね！」と案内され、「紫外線のダメージも抑えたいけど、そろそろシワも気になるし……」と悩みながら真剣に考えているご様子でした。

ちょうど、シールを貼り終えたご家族がいらっしゃったので、肌のお悩みを伺ってみました。

「日焼けしやすいのが悩みです。効果的にビタミンCを取り入れたいのですが、飲み続けるのは大変なので、日焼け止めや美容液をしっかり使うようにしています」（右／まいさん）

「僕は乾燥肌なので“乾燥注意！”のところに、娘（中央／りーちゃん）はニキビのところにシールを貼っていましたね」（左／けんじさん）

肌の悩みはそれぞれ抱えているようですが、ご家族そろって楽しそうにクイズに答えていらっしゃったのが印象的でした。

隣接するおためしコーナーには、たくさんのスキンケア商品が並んでいて、クイズを終えたあとで興味深そうに立ち寄るお客様もいらっしゃいました。

肌の悩みから気になる成分を見つけて深掘りすれば、普段のスキンケアがより充実したものになりそうです。一つひとつの成分を正しく理解して、健やかな肌を目指したいですね。

【ロート商品棚ブース】MY推し商品を探そう！

続いて、ロート製薬のほぼすべての商品が展示された「ロート商品棚」ブースへ。スキンケア、ビューティーケア、アイケア、リップケア、内服薬など、たくさんの商品がずらり！ココロート♡Fesでしか見られない圧巻の光景です。

ここで行われていたのは、「MY推し商品を探そう！」という企画。知らなかったけど気になる商品や、誰かに教えたい商品を商品棚から探し、4つ選んでスマホで登録すると、選んだ商品が一覧になった画像をもらうことができます。

医薬品は空箱・空容器の展示です

「いつも使ってるやつ！」「これは初めて見るね」と商品棚の前を行ったり来たりしながら、各商品の推しポイントを熱心にヒアリングしているお客様がたくさん。とにかく商品の数が多いので、どれを選ぶか迷った人も多かったのではないでしょうか？

アイケア商品棚の近くには、ロート製薬公式YouTuber根羽清ココロの未来の相棒として今年6月にデビューした「NEOココロ」がスタンバイ！目に関する質問に答えていくと、各々にぴったりなアイケア商品を選んでくれます。

画像を完成させたお客様に、どの商品を選んだのか聞いてみました。

「一番気になったのはオバジの酵素洗顔パウダーです。まだ使ったことはないのですが、SNSを見ているとめっちゃ流れてくるので以前からチェックしていました」（右／むつみさん）

「この時期は手荒れが気になると相談したら、メンソレータムのハンドベールリッチバリアをおすすめしてくださったので、見つけたら買ってみようと思って選びました」（左／よしこさん）

ほかには、肌ラボの化粧水やスキンアクアなど、お二人とも普段から愛用しているMY推し商品を選んで組み合わせたようでした。ネクスト推し商品も、ぜひ試していただきたいですね。

【アイケアブース】あなたの“目の年齢”は何歳？

次にやってきたのは、「アイケア」ブース。こちらでは、アイチェッカー体験が注目を集めていました。

アイチェッカーは、画像解析とAI技術を駆使して目の年齢を測定するもので、今年開催された大阪・関西万博にも出展されました。顔写真を撮るだけで、目の表面や目まわりの皮膚状態を数値化し、その人の目の年齢を導き出します。

目の年齢は見た目の若々しさにもつながるため、「実年齢より11歳もマイナスでした！」と喜ぶお客様も。目の健康状態を知ることで、目薬選びの参考になったり、セルフケアを意識したりと、アイケアをより身近に感じるきっかけになったのではないでしょうか。

また、「ロート製薬といえば」の目薬については、研究員による成分の解説やおすすめのアイケアについてミニ講座が行われていました。「アズレン」や「ベルベリン」といった目薬の成分が並べられていて、興味深そうに眺めているお客様もいらっしゃいましたよ。

【ヘアケアブース】頭皮や毛髪の健康状態をチェック！

次は、「ヘアケア」ブースへ。ここでは、頭皮チェック体験、毛髪チェック体験、ヘアケア製品五感体験という3つの体験が用意されていました。

頭皮チェックはマイクロスコープを使用して頭皮や毛穴の状態を、毛髪チェックはマイクロメーターを使用して髪の太さやうねりを確認し、それぞれの健康状態を知ることができます。

頭皮チェックでは、液晶画面に自分の頭皮の様子が映し出され、「初めて見た！」と驚かれるお客様もいらっしゃいました。体験を終えたお客様に、結果を伺ってみましょう。

「思っていたよりも健康でした！でも、ちょっと乾燥しているみたいなので、この機会に使うヘアケア商品を見直してみるのもいいかもしれませんね」（なるみさん）

毛穴の状態は「元気」、髪の毛の細さも「健康的」という結果で、取材班からも「素晴らしい！」と思わず拍手が。毎日のブラッシングにもこだわっているとのことで、セルフケアの大切さを改めて実感させられました。

一方で、ヘアケア製品五感体験コーナーには、ダメージによるクセ髪を芯から補正するヘアマスク「ギュット」や、頭皮と髪の集中ケアができる「プロリー」（ECサイト限定販売）など、話題のブランドが集結していました。製品の効果を実感できるマネキンの髪に触れて「おお～！」と感動しながら、社員の説明に耳を傾けるお客様が多数いらっしゃったようです。

【インナーケアブース】野菜、足りていますか？

続いてやってきたのは、「インナーケア」ブース。こちらでは、カロテノイドの摂取量を測定する体験が人気を集めていました。

カロテノイドとは、緑黄色野菜に多く含まれる成分のことで、摂取すると血液の中に移行し、やがて全身の皮膚に分布します。ミカンを食べると指先が黄色くなるアレですね。

測定機に指先を入れて10秒待つだけで野菜摂取状況を評価できます。みなさんの測定結果を見てみると……野菜が不足している方も多かったようですね。これを機に「野菜をもっと食べよう！」と意識した方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その隣で行われていたのは、錠剤の打錠体験。打錠とは、粉末に圧力をかけて、錠剤へと成形する製造工程です。

粉末を投入し、ポンプの要領でハンドルを上げ下げすると、あっという間にハート型の錠剤が完成！かわいらしいですね。

残念ながらハート型の錠剤は市販されていないとのこと。自分で作った錠剤は記念に写真を撮っておきました。

【フィトサイエンスブース】自然界のチカラに注目！

レポート前編もそろそろ大詰め！最後に紹介するのは、「フィトサイエンス」ブースです。ロート製薬では今年4月に、植物や微生物に潜む自然界の力（フィトパワー）を科学的に解明して社会に還元する「フィトサイエンス構想」を打ち出し、研究開発を進めています。こちらのブースからは「冬虫夏草」と「藻類農園FARMO（ファーモ）」をご紹介します。

「冬虫夏草」という素材はキノコの一種で、滋養の目的で古くから利用されています。キノコの菌糸がオオコウモリガの幼虫に寄生し、冬は虫、夏は草（キノコ）のような見た目になることからこの名が付いたそうです。ロート製薬では、菌の部分のみを粉末化してサプリメントにしています。

その隣で紹介されていたのは、スキンケア商品やサプリメントなどの原料として有望視される藻類です。ロート製薬では、「フィトサイエンス構想」の第一歩として、沖縄・久米島に「藻類農園FARMO（ファーモ）」を開設しました。ブースでは、「そもそも藻って何？」という基本的なことから、農園での藻の育て方、藻を使った商品まで幅広く展示・紹介していました。食体験ブースでは、藻類を使った食品が提供されていましたので、そちらはレポート後編で紹介しますね。

ちなみに、「藻類農園FARMO（ファーモ）」は、一般の人が見学できるように開放されていて、藻を使ったメニューを楽しめるカフェも併設していますので、久米島を訪れた際はぜひお立ち寄りください。


レポート前編はここまで。後編では、「ロートの食体験」「ロートの品質の謎を紐解こう！」「MYスキンアクアを作ろう」「あなたも細胞研究者！」「ロートのサステナビリティ」など、まだまだ盛りだくさんでお届けしますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね！