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2022/09/07

油断している間にエイジングが進行?! 恐るべし秋冬の紫外線事情

猛暑を乗り越え、夏もピークを過ぎた頃。強烈な日差しや気温が落ち着いて過ごしやすい気候になると、お出かけが楽しくなりますよね。でもそんな時、紫外線対策をさぼりがちになっていませんか?たとえ日差しは穏やかに見えても手抜きは厳禁。秋冬ゆえの紫外線事情を知らないまま過ごしていると、後悔する事態を招くことになりかねません。特に悩み多き大人の肌には脅威にもなるから、今こそ知っていただきたい秋冬の紫外線についておさらい!正しい知識と対策で美肌をキープしましょう。

知るほどこわい!? 紫外線の正体

日差しが強い夏が過ぎて、秋になっても、冬でさえも紫外線対策は欠かすことのできない必須のお手入れ。その理由は、紫外線の正体を知ればよく分かります。
私たちは太陽の日差し(光線)を受けて光を感じますが、そこには見える光(可視光線)だけでなく、様々な光線が含まれています。

知るほどこわい!? 紫外線の正体

上図のように波長の長さによって分類される光線は、一般的に波長が短いほど身体に与える影響力が強いのが特徴です。例えば、放射線治療で使われるガンマ線や、レントゲンで使われるX線の威力はとても強力。ただし、波長が短いゆえに、地球を取り巻くオゾン層で遮断されるので、地上には届きません。
一方、その次に位置する紫外線はというと、すべてが遮断されるわけではありません。紫外線は波長の長さと性質によってA波・B波・C波の3つに分類されるのですが、最も波長の短い=影響力の強いC波は、オゾン層に遮られて、ほとんど地上に届きません。ところがB波は、多くはオゾン層に遮られるものの、一部はオゾン層をすり抜けて地表へ到達。A波にいたっては、ほとんど遮られることなく地表に届いてしまいます。

肌に深く侵入して弾力低下を導くUV-A波

では、地表に届く紫外線A波(UV-A)・B波(UV-B)はどのような性質があるのでしょうか。実は同じ紫外線でありながら、2つには大きな違いがあります。

UV-B

強い日差しを浴びて肌が真っ赤になってしまう日焼け(サンバーン)の主な原因がUV-Bです。波長が短いUV-Bはエネルギーが強く、短時間で真っ赤に炎症を起こすだけでなく、細胞の遺伝子も傷つけるので、長期的なダメージとしてシミやシワといった光老化、皮膚ガンの原因になるとも考えられています。このように影響力はとても大きいのですが、その量は少なく、地上に届く全紫外線のうちの10%程度です。

 

UV-B

UV-A

一方、地上に届く紫外線の約9割を占めるUV-Aは、UV-Bより波長が長い分エネルギーは弱いものの、肌の奥深くまで侵入するという特徴があります。そのため、UV-Bほど急激な変化は与えませんが、真皮にまで侵入して、コラーゲンやエラスチンを変性させてシワやたるみを引き起こすので、特に大人の肌は要注意。さらに、肌に吸収される際に活性酸素が発生するので、シミができたり、遺伝子を傷つけることも。 長い時間をかけてじわじわと肌に様々な影響を与えるので対策が必要です。

 

UV-A

UV-A波は夏が過ぎても下がりきらないという現実

夏の紫外線は強く、冬は弱い。誰もがイメージするように、紫外線には季節によって変動がありますが、その変動具合は、UV-AとUV-Bでは大きな違いがあります。

紫外線の季節変動グラフ

上のグラフが示すように、日焼けを引き起こすUV-Bの変動幅はとても大きく、7〜8月をピークに一気に下がり始め、秋で約半分、真冬はさらにその半分程度にまで減っているのが分かります。
それに対してUV-Aの変動幅は小さく、真冬でさえ夏の半分程度までしか下がりません。紫外線は天気にも左右されますが、曇りの日の紫外線量は晴れの日の約1/2といわれています。つまり、真冬でも夏の曇りの日ぐらいの紫外線量は届いているということ。秋も冬も決して油断できないのです。しかもUV-Aは窓ガラスも透過するので、お部屋の中でも安心はできません。

UV-A波は夏が過ぎても下がりきらないという現実

秋冬でも日焼け止めが必要

秋冬ならではの紫外線事情はまだあります。
夏の影は短く、冬の影はぐんと長いですよね。これは太陽が私たちを照らす角度が違うからです。理科の授業で習ったように、夏の太陽が高い位置を通るのに対して、軌道がより南に傾く秋冬は、より低い位置を通ります。つまり、秋冬の日差しは、夏のように上からではなく斜めからのため、帽子や日傘ではカバーしきれず、紫外線を顔や首に受けやすいのです。

太陽の軌道

さらに、夏ほどジリジリとした熱さを感じないのも、秋冬の紫外線の落とし穴。UV-Aは窓ガラスさえ透過して肌の奥深くまで侵入するので、油断している間にじわじわとダメージが蓄積され、気が付くとシミやシワが……!なんて恐ろしい事態にもなりかねません。「夏が終わったから」、「室内にいるから」と安心せず、秋冬もきちんと日焼け止めで紫外線をブロックすることが大切です。

自分に合った日焼け止めで、無理なく心地よくUV対策を

改めて紫外線対策の重要さを実感していただけたら、次は日焼け止め選びです。
ご紹介したように、晴れの日も曇りの日も、部屋の中にさえも侵入する紫外線を防ぐには、“毎日快適に使い続けられる”自分に合ったアイテム選びが何より大切。UV-Bを防ぐ力を表すSPF値や、UV-Aを防ぐレベルを表すPA値だけでなく、テクスチャーの好みや使い勝手のよさ、欲しい機能で選ぶのも賢い方法ですよね。
以前は、日焼け止めはただ“日焼けを防ぐ”ためのアイテムでしたが、ロート製薬の日焼け止めは、日焼け予防にくわえて、より高いスキンケア効果を備えているものや、肌をきれいに見せてくれるものなど、年々バラエティ豊かに進化しています。数あるそのラインナップの中から、秋冬にオススメしたい3つのアイテムをご紹介します!

日焼け止めが苦手で面倒。とにかく紫外線対策も簡単に済ませたい!!

そんな方には、水感覚で使える「スキンアクア スーパーモイスチャージェル」がオススメです。

スキンアクア スーパーモイスチャージェル

販売名:スキンアクアスーパーモイスチャージェルb
化粧品

まるで水感覚の使い心地が大人気!日焼け止めが苦手な人にもオススメしたいジェルタイプの日焼け止めは、みずみずしいテクスチャーが特徴。4つのうるおい成分※1を配合したやさしい使い心地で、ベタつかず軽やかに使えます。汗・水に強いスーパーウォータープルーフ機能を備えながらも、石けんで落とせるのも魅力。1歳以上のお子さまにも使えます。
ポンプタイプを備えておけば、通勤や送迎、お出かけ前に玄関先でさっと塗れて便利ですよ。
※1 スーパーヒアルロン酸(アセチルヒアルロン酸Na)、ヒアルロン酸Na、加水分解コラーゲン、アミノ酸(アルギニン)

せっかく塗るなら肌をきれいに見せたいし、肌色も補正したい!

そんな方には、「スキンアクア トーンアップUVエッセンス ラベンダー」がオススメです。

スキンアクアトーンアップUVエッセンスa

販売名:スキンアクアトーンアップUVエッセンスa
化粧品

パッケージもかわいいこちらの日焼け止めは、すーっと伸ばすだけで、肌の透明感を高め、肌色をトーンアップさせてくれると大ヒット。日焼け止めを塗っているだけなのに、パッと明るいツヤ肌に整うメイクアップ効果が、“がっつりメイクはしたくないけど、肌はきれいに見せたい”今どきメイク事情にぴったりです。すーっとのびるみずみずしいテクスチャーは、化粧下地としても、ボディにも快適!「赤みカバー」や「血色感UP」など、欲しい機能に合わせた3色をご用意しています。

スキンアクアトーンアップUV

シミを作りたくないけど、日焼け止めを塗ると乾燥するのが悩みです。

そんな方には、「スキンアクア ネクスタ シールドセラムUVエッセンス」がオススメです。

ネクスタUVエッセンス

販売名:ネクスタUVエッセンス
化粧品

こちらは、“年齢を重ねるほど、紫外線でシミができやすい”ことに着目したエッセンスタイプの日焼け止め。焼けやすく、乾燥しやすい大人の肌に合わせた美容液から生まれました。パックするように美容液成分(保湿成分)を肌に密着させて閉じ込め、一日中うるおって※2大人の肌を守りぬく持続型パックセラム処方を採用。光を拡散してくすみを補正するメイクアップ効果で、ツヤ美肌に整うのもうれしいポイントです。
※2 朝塗布してから夕方落とすまで

3つのアイテムは、どれもSPF50+・PA++++で紫外線カット効果は最高レベル。しっかりUVカットできるので、好みや欲しい機能などで選んで正解です。ロート製薬では、今回ご紹介した「スキンアクアシリーズ」のほかにも、様々な日焼け止めをご用意していますので、きっと理想の1品が見つかるはず。自分に合った日焼け止めで、秋冬もしっかり紫外線対策を続けてくださいね。

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