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2022/11/30

乾燥の季節に先駆けて始めたい。手肌悩みに合ったハンドケア

今までハンドケアは、寒さや乾燥が激しい秋冬が正念場でしたが、コロナ禍で一転。アルコール消毒や手洗いを繰り返すのが当たり前になった今では、季節を問わず、手肌の乾燥や手荒れが気になる方も多いのではないでしょうか。さらに、秋冬の乾燥も重なるこれからの時期は、一層手肌悩みが進んでしまいがちです。
実はハンドケアは先手必勝!カサカサになってから慌ててハンドクリームを塗るのではなく、早めの対策で手荒れを防ぐことが大切です。そこで今回は、ロート社員のハンドケアの達人が、正しい対策を伝授。秋冬も美しい手で過ごせるよう、オススメのお手入れ方法をお伝えします。

ロートネーム:あきちゃん

私が教えます!

ロートネーム:あきちゃん

スキンケア製品開発時代に培った肌や成分の知識を活かして、いろいろなハンドクリームを使い分けている。

水仕事しなくても手荒れする!? 乾燥しがちな手肌環境

手肌は、一日に何度も繰り返す手洗いや、洗剤を使う水仕事などによって、手肌本来の水分や油分、保湿成分である天然保湿因子などが流されやすく、乾燥しやすい環境にあります。家庭での水仕事以外にも、紙幣を数えたりダンボールを触ったりなど紙を扱う作業をされる方だと、さらにうるおいを奪われがちです。よく使う部位だからこそ、手肌は何かとダメージを受けやすく、荒れやすいのです。
乾燥している手肌は、水分を保持する力(保湿機能)に加えて、外的刺激から肌を守る力(バリア機能)も低下して、様々な刺激を受けやすくなっています。ほっておくと手荒れだけでなく、湿疹などに発展する可能性があるので、とにかく早めのケアが大切です。

手荒れ対策は、乾燥し始める前にケアすることが重要!

ダメージを受けやすい環境にあるからこそ、そのダメージを最小限に抑えることがハンドケアの第一歩。特に気をつけたいのが、水を使うシーンです。
まず、手を洗う際には、お湯の温度が高すぎないように注意しましょう。アルカリ性の石鹸や台所用の中性洗剤は、肌の水分や油分を奪うだけでなく、バリア機能が低下している肌には刺激になることもあるので、弱酸性のものがオススメ。水仕事をするときには、ゴム手袋で保護することも大切です。
そして、洗った手を放置しないこともポイント。手を濡れたままにしていると乾く時に角層の水分も蒸発し、乾燥・手荒れを起こしやすいので、すぐに水分を拭き取り、保湿を心がけてください。こんな小さなことでも、少し気をつけるだけで手肌が受けるダメージは減らせますよ。
また、少しでも手肌が乾燥していると感じた時は、ハンドクリームなどですぐに保湿を。ほっておくとさらに乾燥が進み、小さな刺激にも敏感に反応して、かゆみが生じやすくなったり、湿疹ができる可能性もあります。「ハンドケアは手がカサカサしてから」なんて思わず、早めに、こまめにケアを行うことが理想的です。

ハンドクリームに関する“使い方のギモン”にお答えします!

Q1. ハンドクリームをこまめに使うコツってありますか?

心がけるだけでは難しいですよね。私が実践しているのがハンドクリームの使い分けです。家で使うもの、会社のデスク置き用、持ち歩けるミニサイズと、行く先々にハンドクリームを用意し、いつでも気づいた時にすぐ保湿ケアができるようにしています。こまめに保湿ケアをするようになってからは、毎年手荒れすることなく、ひと冬を過ごせるようになりました。

Q2. ハンドクリームを塗った後、手袋をつけて就寝すべき?

“手袋を必ずつけるべき”というわけではありませんが、手袋をして寝ることで、肌トラブルの原因となる摩擦などの物理的な刺激を防ぐことができます。ただし、化学繊維でできたものは、あまりオススメできません。通気性がよく、刺激の少ない綿やシルクの手袋を選ぶとよいでしょう。

Q3. ハンドクリームを塗る前に化粧水や美容液をつけると効果的?

手肌の乾燥対策なら、ハンドクリームだけでも保湿は十分できます。手肌のシワやシミが気になる場合は、対応する化粧水や美容液などを取り入れるのもいいと思います。

普段使いから集中ケアアイテムまで!目的別に選べるラインナップ

正しい塗り方が分かったら、次はアイテム選びです。手肌のお悩みに応じた機能をチェックするのはもちろん、1日に何度も使うものだから、心地よく使い続けられる好みのテクスチャーであることも大切です。

長年多くのお客様にご愛用いただいているロート製薬の「メンソレータム ハンドベール」シリーズは、豊富なラインナップが特徴。幅広い手肌悩みに応じて選べる多彩な機能はもちろん、日常生活に取り入れやすい仕様、様々なテクスチャーをそろえています。その豊富なラインナップの中からご自分に合った理想の1本がきっと見つかるはずです。

日常使いにオススメの4アイテム

メンソレータム薬用ハンドベール ハリつやバリアクリーム

「メンソレータム薬用ハンドベール ハリつやバリアクリーム」は、カサついた手肌をしっとり整えるベーシックな1本です。血行を促すビタミンE誘導体※1が配合。さらにうるおいをキープする2種類のヒアルロン酸※2を配合したリッチなクリーム。ベタつきを抑えたなめらかな使い心地で、荒れがちな手肌をうるおってハリのある健やかな肌へと整えます。

※1 トコフェロール酢酸エステル

※2 うるおい成分:ヒアルロン酸、スーパーヒアルロン酸

メンソレータム薬用ハンドベール うるさらバリアジェル

「メンソレータム薬用ハンドベール うるさらバリアジェル」は、うるおい成分をギュッと抱えたプルプルのジェルタイプ。すーっと肌に伸ばすとみるみるなじんで浸透。2種類のヒアルロン酸※3配合で、しっかり保湿してくれるのに肌表面はすぐサラサラに整う軽い使い心地が魅力です。ベタつきが残らないので、塗ったあとも仕事や家事の邪魔をしません。

※3 うるおい成分:ヒアルロン酸、ナノ化ヒアルロン酸

メンソレータム ハンドベール がさがさ乾燥バリアクリーム

「メンソレータム ハンドベール がさがさ乾燥バリアクリーム」は、2種類のバター成分※4を配合した、濃厚な塗り心地の高保湿ハンドクリーム。こってりとした濃厚なクリームが膜を張るように密着して、手肌をしっかりカバー。ガサガサに荒れがちな手肌を乾燥や水仕事による手荒れから守ります。

※4 うるおい成分:シア脂(シアバター)、カカオ脂(カカオバター)

メンソレータム ハンドベール つらい手荒れバリアクリーム

「メンソレータム ハンドベール つらい手荒れバリアクリーム」は、名前の通り、つらい手荒れに悩む方にお使いいただきたい肌荒れ防止成分配合の1本。レチノール(ビタミンA油)が肌のターンオーバーを促進し、尿素(うるおい成分)が手肌にしっかりうるおいを閉じ込めます。コクがあるのに伸びがよく、キメの整ったなめらかな手肌に導きます。ゴールデンシトラスの香りにも癒やされます。

つらい手荒れにオススメ

メンソレータム ハンドベール リッチバリア

ひび・あかぎれ、手荒れを何度も繰り返している方、手洗いや水仕事が多い方、忙しくて何度も塗り直しができない方に最適な薬用ハンドクリームが「メンソレータム ハンドベール リッチバリア」です。抗炎症成分※5や代謝補助成分※6、血行促進成分※1に加えて、殺菌成分※7も配合。さらっとなじんで、べたつかない高密着バリア処方のクリームが、水や刺激から手肌を守って、ひび・あかぎれ・手荒れを防ぎます。高い撥水力で水で落ちにくく、何度も塗り直さなくても効果が持続するのも魅力です。

※5 グリチルリチン酸ジカリウム

※6 パンテノール(D-パントテニルアルコール)

※7 イソプロピルメチルフェノール

忙しい方にぴったりな時短アイテム

メンソレータム薬用ハンドベール うるさらバリアジェル

「メンソレータム ハンドベール プレミアムモイストミルク」は、忙しい方や時短したい方もしっかりケアできる便利さ!ポンプを押すだけでさっと使えて、濡れた手にもそのまま使えるハンドミルクです。水仕事や家事の最中にも使える植物性保湿成分※8配合のハンドミルクは、食器などに付きにくいのも便利なポイント。台所や洗面所など、手を洗う場所に置いておくと重宝しますよ。

※8 ユズエキス、アーモンド油、シア脂(シアバター)

気づかないうちに乾燥しがちな爪にもお手入れを

  • ロートハンドベールN

  • RメンソレータムGN

(左から)
販売名:ロートハンドベールN 化粧品
販売名:RメンソレータムGN 化粧品

繰り返すアルコール消毒や手洗いでダメージを受けているのは、手肌だけではありません。割れたり二枚爪になったり、ささくれができたりと、爪や爪まわりの肌も乾燥しがち。気になる方は、爪を保護し、健やかに保つよう集中補修してくれる専用のアイテムを、ハンドケアにプラスするのもいいですね。

・「メンソレータム ハンドベール」シリーズについて詳しく知りたい方はこちら

ただの手荒れと見過ごしがちな要注意ポイントをチェック!

手肌の赤み、かゆみ、プツプツは手湿疹かも?!

ここまでハンドケアについてご紹介してきましたが、それでも手荒れが治まらない時は要注意。手のひらや指が赤くなっている、ひび割れが痛い、かゆい、水ぶくれができてつぶれると液体が出る、皮がめくれじゅくじゅくしている…などの症状があれば、手荒れが進行した「手湿疹」の可能性があります。
これは、洗剤などの化学物質や、家事や仕事中の摩擦による物理的要因、特定のアレルギー性の成分によるものなど、様々な刺激によって接触皮膚炎を起こしている状態です。こうなるとハンドクリームで保湿するだけでは治らないので、治療薬を取り入れて、しっかり治していきましょう。その場合も保湿は大切なので、手全体(症状が出ている所以外)にハンドクリーム (保湿剤)を塗り、症状のある部分にピンポイントで治療薬を塗るようにしてくださいね。

症状を治しつつ、肌を修復する治療薬

販売名:メンソレータム® メディクイック®クリームS
メンソレータム® メディクイック®軟膏R
第②類医薬品

手湿疹になってしまったらオススメしたいのが、メンソレータムの「メディクイック」シリーズ。患部ではより効果が高く、体内に吸収されるとおだやかな成分へと分解する“アンテドラッグステロイド成分”を配合した治療薬です。5つの有効成分が、手肌の炎症や赤み、かゆみを抑え、患部を殺菌しながら肌を修復。塗った後にも家事がしやすいべたつかないクリームタイプと、しっかり密着する軟膏タイプの2種類があるので、用途に応じて使い分けてくださいね。

今回は、手荒れの原因やお手入れ方法、目的別のお手入れアイテムまでたっぷりご紹介しましたが、気になるアイテムはありましたか?
ハンドケアは“早め&こまめな保湿”が基本です。手荒れを放置して乾燥が進めば、治療に時間がかかる手湿疹になってしまう可能性もあるので、そうなる前にしっかりケアしましょう。目的や生活シーン、好みのテクスチャーも考慮して、心地よくハンドケアを続けてくださいね。