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2022/10/19

進化を続ける「極潤」の魅力に迫る!15年連続肌支持率No.1※1の肌ラボシリーズ。

※1 基礎化粧品5カテゴリーの合計販売個数に対する肌ラボシリーズの割合。インテージSRI・SRI+基礎化粧品5カテゴリー(化粧水・乳液・美容液・クリーム・フェイスマスク)セルフ+薬系市場:主要シリーズ別2007年6月~2017年5月(SRI)2017年6月~2022年5月(SRI+)販売個数

美容液のようにとろりとしたテクスチャーが、塗り広げるほどにすーっとなじみ、うるおってもちもち肌へ。ほかにはない使い心地でロングセラーの「肌ラボ 極潤」が誕生したのは2004年のこと。「肌に必要なものを、必要な分だけ入れる。無駄なものは入れない」という“パーフェクトシンプル”をコンセプトに生まれた「ヒアルロン液」は、多くのお客様の支持を集め、発売半年で販売数が100万本を突破!瞬く間に「4秒に1本売れる化粧水」として話題になりました。それから何度もリニューアルを繰り返し、デビューから18年が過ぎた今もなお、“素肌の健康”を追求するべく進化を続けています。今回は、そんな「肌ラボ 極潤」の誕生から現在に至るまでのストーリーをご紹介。進化の裏に秘められた熱い想いを開発者が語ります。

語ってくれたのは、

ロートネーム:むらもっちゃん

商品企画 ロートネーム:むらもっちゃん

ロートネーム:りこぴん

研究開発 ロートネーム:りこぴん

見た目ではなく、中身がいい化粧品を作りたい

ロートネーム:むらもっちゃん

商品企画 ロートネーム:むらもっちゃん

今でこそ、目移りするほど様々なブランドのアイテムが並んでいますが、2000年代初め頃のドラッグストアで売られているスキンケアは、まだまだ化粧品会社の製品が中心。セルフ化粧品でも立派な箱に入って売られていました。そんなアイテムを買うたびに、「私が支払う代金は、どれほど過剰なパッケージなど周辺の費用に充てられているんだろう。もっと中身そのものがいいスキンケアがあればいいのに」と感じていました。それが、肌ラボを企画したきっかけでした。

当時は、健康志向の高まりから、TV番組でポリフェノールやCoQ10といった成分が紹介されたり、コラーゲンやヒアルロン酸配合をうたう化粧品が出始めたころ。そんな様子を見て、製薬会社として、効果のある成分を効果のある形で届けるスキンケアを作ろうと決意。長く眼や目薬を研究し続けてきたロート製薬ならではの、ヒアルロン酸の知見を生かした化粧品づくりを始めたのです。

ロート製薬ゆえにたどり着いた“パーフェクトシンプル”

余分な添加物や香料や着色料は使わない、無駄を削ぎ落した最小限のシンプルな処方でありながら、必要な成分は必要なだけ入れる。さらに成分の効果にもこだわりました。
そんな“パーフェクトシンプル”という発想は、ロート製薬の技術と経験で生まれた「肌ラボ」の原点です。

“ヒアルロン酸※2は、1gで6Lの水を抱え込む高い保水力が知られていますが、「肌ラボ」が着目したのは2倍もの保水力を持つ“スーパーヒアルロン酸※3でした。その良さを余すことなく詰め込んだアイテムは、美容液のようなうるおい感。今までにないその保湿感をお伝えしたくて、ブランド名はうるおいへのこだわりを表す“極潤”に、商品名は美容液のようなつけ心地を表す「ヒアルロン液」と命名しました。
そうして誕生した「肌ラボ 極潤ヒアルロン液」は、店頭に並んだ直後から売れ始め、「とろみがスゴい」、「使用感がしっとりしている」との声を多くいただいたんですよ。

※2 ヒアルロン酸Na(うるおい成分)
※3 アセチルヒアルロン酸Na(うるおい成分)
 

目薬に強いロート製薬だからできたこと

ロートネーム:りこぴん

研究開発 ロートネーム:りこぴん

うるおいにこだわって完成した肌ラボシリーズは無事にデビューを迎えましたが、そこで終わりではありません。ヒアルロン酸研究を続けるほどに、うるおいがどんどん進化しているのです。

■2008年に、イオンの力で吸着して肌に留まり続ける“肌吸着型ヒアルロン酸※4を配合。

■2009年には、ナノサイズにまで小さくなり、より浸透※5しやすい“ナノ化ヒアルロン酸※6を配合。もっとうるおい感が高まりました。

■2013年。デビュー10周年を前に、「肌ラボ 極潤」がなぜ評価されているのかを調査すると、独特のとろみやうるおい感をご支持いただいていることが判明。当時は、肌にさっとなじむような化粧水が多い中、とろりとなじんですっと浸透する、ほかにはない独特なテクスチャーを貫くことを決めました。
そこで、とろみやうるおい感をより感じられるように、分子の大きさが異なるヒアルロン酸※2を、独自に導き出した黄金比率で配合。また別シリーズには 、立体的な編み目構造で肌を包み込むようにうるおい続ける“3Dヒアルロン酸※7も配合しました。

■2020年には、“ナノ化ヒアルロン酸”よりもさらに小さい“浸透※5型ヒアルロン酸※8と、“乳酸発酵ヒアルロン酸※9を配合。肌が求めるうるおいを詰め込んで、もっともちもち肌に仕上がる現在の肌ラボが完成しました。

このように、先端のヒアルロン酸技術を取り入れることができるのは、ロート製薬が日々研究を続けているからこそ。化粧品原料としての“水”へのこだわりや、清潔レベルの高い製造技術も、ロート製薬ならではです。

※4 ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム(うるおい成分)
※5 角質層まで
※6 加水分解ヒアルロン酸(うるおい成分)
※8 ヒアルロン酸クロスポリマーNa(うるおい成分)
※9 加水分解ヒアルロン酸Na(うるおい成分)
※10 乳酸球菌/ヒアルロン酸発酵液(うるおい成分)

独自に開発した“世界初※11”の成分ゆえの苦労と喜び

2020年に新配合した“乳酸発酵ヒアルロン酸※10”は、実はロート製薬が開発した世界初※11の成分です。近年、飲食物はもちろん、スキンケアにおいても“発酵”成分が注目されていますが、ロート製薬はなんとヒアルロン酸を発酵させたのです。
ヨーグルトや納豆でおなじみの発酵は、様々な微生物によって素材本来の状態が変化して、有用なものへと変わることが知られています。「それなら、ヒアルロン酸を発酵させて、よりよい効果を生み出したい」。そう考えたものの、麹菌によって味噌ができたり、酵母菌によってビールができるように、発酵は微生物の種類によって様子が変わる上、発酵を促す微生物の種類は無数に存在します。そんな中から、ヒアルロン酸に最適な微生物を見つけ出すのは一筋縄ではいきませんでしたが、試行錯誤を繰り返す中で、ついに1つの乳酸菌を発見。不思議な縁に導かれるように、ロート製薬創業の地・奈良で室町時代に作られていた“幻の日本酒”造りに使われる特別な乳酸菌にたどり着いたのです。その乳酸菌で発酵させることで、“乳酸発酵ヒアルロン酸※10”が誕生しました!

※11 乳酸球菌/ヒアルロン酸発酵液(うるおい成分)を世界で初めて化粧品に配合

 

 

そんな“乳酸発酵ヒアルロン酸”という特別な成分を配合するためには、処方の工夫が必要です。そこで改めて使用感や保湿感を細かく見直し、新たに目標を決めましたが、理想のテクスチャーを実現するのは難しく、さらに世界初の成分なので、化粧品の表示名称を取得する手間もかかり……。とにかく処方的にも実務的にも大変でしたが、今お客様からご好評いただいていることを思えば、がんばってよかったと実感しています。

お客様の期待に応えて広がるラインナップ

「肌ラボ」は、お客様のニーズに幅広く応えられるように、乳液や洗顔、オールインワンを発売したり、美白※12シリーズが誕生したりと、ラインナップも進化しています。
2021年には、ついにエイジングケア※13シリーズを追加。「もちもち感が好き」、「ハリが欲しい時に使いたい」などと、うれしい声をいただいています。が、発売に至るまでは苦労の連続でした(笑)。
「肌ラボ」が新たに挑むエイジングケアとして、有効成分に“ナイアシンアミド”という、当時まだロート製薬全体で知見が少なかった成分を選んだので、ライン使いの注意点や製剤の際に必要な工夫も手探り状態。そもそも、エイジングケアシリーズをお使いいただくお客様に必要な使用感や保湿感すら、一から検討が必要でした。そのため、毎日スタッフ同士で議論を重ねて一つずつ課題をクリアしたのに、量産する際にも問題が多発。それでも工場の方と四苦八苦しながら工夫を重ね、ようやく完成した商品がお客様に喜んでいただけて本当にうれしいです。

※12 メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
※13 年齢に応じたうるおいケア

最後に、お客様へのメッセージ

「肌ラボ」は、たくさんのお客様に育てていただいたブランドです。皆さんとともに築いてきた基盤を大切にしながら、さらに期待を越えていけるように、私たちは日々研究にまい進しています。ヒアルロン酸研究のエキスパートという誇りと責任感を持って、開発を続けていきますので、今後とも「肌ラボ 極潤」にご期待ください!

・「肌ラボ」についてもっと詳しく知りたい方はこちら

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