もっちりとしたうるおいと美白※1を叶える「肌ラボ 白潤」シリーズ。2005年に誕生したロングセラーのスキンケアは、時代のニーズや新しい知見・技術を取り入れ、アップデートを重ねてきました。
世代を超えて愛されてきたその「白潤」が、2024年春全面リニューアル。保湿と美白※1へのアプローチに、新たに“肌荒れ予防”の働きもプラスして、今どきの理想=“ちゅるもち肌”を叶えるスキンケアへと進化しました!
そこで今回は、新しい「白潤」の魅力をより深く知っていただけるよう、開発スタッフにインタビュー。新シリーズの魅力やこだわりのポイント、研究・開発に込めた熱い思いを語ってもらいました。
※1:メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
<目次>
処方はもちろん、ラインナップもパワーアップした新生「白潤」シリーズが挑むのは、新しい美肌の価値観。今どきの女性が憧れる“ちゅるもち肌”を叶えるために、どのように進化したのか?そこで4名の商品開発スタッフに詳しく聞きました。
語ってくれたのは、
商品企画 ロートネーム:うえむー
研究開発 ロートネーム:りこぴん
研究開発 ロートネーム:ゆりゆり
研究開発 ロートネーム:ゆかゆか
人気の「白潤」が、どうしてリニューアルしたのですか?
商品企画 ロートネーム:うえむー
「肌ラボ」が目指すのは、見た目だけでなく、今の自分が一番いいと思える健やかな肌。老若男女を問わず、自分が望む肌に合わせて選べる、幅広いラインナップがそろっています。その一つである「白潤」も世代を超えて愛されていますが、特に若い女性に高い支持を得ています。そんな世代の憧れこそが、ちゅるんとなめらかでみずみずしい、透明感あふれる肌なんです。
ところが、若い世代はニキビや肌荒れが起こりやすく、肌の凸凹や赤みが気になりがち。そこで、従来のうるおいと透明感へのアプローチに、ニキビや肌荒れを防ぐ働きをプラスして、もっちりうるおってちゅるんとした肌、“ちゅるもち肌”を叶えたいと考えたのです。
透明感を邪魔するニキビや肌荒れを防ぐために、どのように変わったのですか?
研究開発 ロートネーム:りこぴん
ニキビケアは大きく分けると、菌を殺す殺菌と炎症を抑える抗炎症の2つに分かれますが、今回選んだのは抗炎症。できてしまったニキビを治すのではなく、トラブルが起きる前に防ぎたいと考えました。
というのも、“ちゅるもち肌”に憧れる世代の肌は、トラブルを起こしやすい傾向があるのです。年齢を重ねた肌のように、加齢やストレスによる慢性的な炎症にさらされることはないものの、若いからこそ肌がまだ弱く、荒れや刺激に敏感になりがちなんです。
そうしたさまざまな要因を考えて、数ある抗炎症成分の中から選んだのが“アラントイン※2”。ニキビ・肌荒れ予防や炎症の抑制効果を持ち、荒れがひどくなる前に抑えてくれる成分です。
従来から引き継ぐ、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ美白成分、ホワイトトラネキサム酸※3と、新たに配合したニキビや肌荒れを防ぐ抗炎症成分、アラントイン。選び抜いたWの有効成分と「白潤」こだわりの保湿成分で、うるおって透明感に満ちた“ちゅるもち肌”を叶えます。
※2:肌荒れ防止有効成分
※3:美白有効成分トラネキサム酸
今回のリニューアルでは、さらにうるおい感を高めているのもポイント。実は、化粧水にロート製薬の独自成分、“微粒化スクワラン※4”を新配合しています。スクワランといえば、皮脂にも含まれているオイル成分なので、ニキビ予防には逆効果では?と思われるかもしれませんが、あえて配合したのには理由があるんです。
過剰な油分はニキビ肌の大敵ですが、実は保湿が十分でないと、よけいに皮脂分泌が進むことも。また、若い世代は、乳液やクリームを使わず、化粧水だけでお手入れを済ませる方も少なくないので、化粧水1品のケアでもしっかり肌を守ってあげたかったのです。そこで、オイル成分ならではのうるおいを届けたいと考えたのですが、若いからこそベタつく使用感は敬遠されるというジレンマが……。
その解決策として、まずはオイルの性質にこだわって、肌なじみがよく、少量でも皮脂膜として働くスクワランを厳選しました。さらに、よりベタつきを軽減するように、その分子をできる限り細かくしたくて、スクワランを微粒化して配合。そうして、従来のサラッとしたテクスチャーそのままに、スクワランのうるおいをこっそり忍ばせることに成功しました!新しい化粧水がほんのり白いのは、スクワランの色なんですよ。
※4:シュガースクワラン(うるおい成分)
“微粒化スクワラン”は、ロート製薬独自の成分と聞きました。
はい、今回新たに開発したロート製薬オリジナルの原料です。
サラッとした化粧水に油分を配合するのはとても難しい技術。油が浮いてしまったり濁ったりと安定性を保ちにくいのです。そこで、うるおい感は高めつつベタつかないように、何度も検討を重ねた末に、スクワランの粒子を微粒化しました。
研究開発 ロートネーム:ゆりゆり
実は“アラントイン”の配合にも苦労しました。アラントインは安定性が悪く、そのまま配合すると、とても商品にはなりません。条件を細かく調整してみても、やっと安定して配合できたと思ったら、今度は製剤が変色してしまうという別の課題が出てきてしまって。どうにも困って、同僚や分析の担当者にも協力を仰ぎ、チーム戦で検討し直し、ようやく完成に至りました。
心地よいうるおいはキープしつつ、より優れた働きを叶えるために、多くの力を結集して実現した理想のテクスチャーを、ぜひお試しいただきたいです!
乳液はどのように変わったのですか?
研究開発 ロートネーム:りこぴん
もともと「白潤」はさっぱりとしたテクスチャーが魅力でもあったのですが、今回のリニューアルでは、よりなじみやすく、ベタつかない使用感にこだわりました。でも完成に至るまでは試行錯誤の連続。乳液にも“アラントイン※2”を配合しているので、今までのようなサラッと軽い感触に仕上げるのが難しかったのです。そこで思い切って処方のベース骨格も一から見直して、検討した試作品は300以上!時間も手間もかかりましたが最終的に、すっと伸びて、ベタつかずにしっとりうるおいを閉じ込める、とてもいい乳液に仕上がりました。
※2:肌荒れ防止有効成分
今回のリニューアルでは、新しいアイテムも登場していますね。
商品企画 ロートネーム:うえむー
新たにジェルが仲間入りしました。以前は化粧水、乳液、クリームというラインナップでしたが、ニキビが気になる方は、油分が多いクリームが苦手だったり、化粧水の後に「白潤」以外のジェルで保湿されている傾向が見られたのです。
研究開発 ロートネーム:ゆかゆか
そこで、「白潤」らしいもちっとした肌実感はそのままに、ベタつかずサラッと保湿できるジェルを開発しました。
販売名:ロートH薬用美白ジェルクリームGa 医薬部外品
化粧水→ジェル→乳液とお手入れステップに組み込んだり、油分も配合しているので、乳液が苦手な方や軽めの保湿がお好みの方は、化粧水後の保湿アイテムとして乳液代わりにも。また、オールインワン感覚で使っていただいてもOKです。さっぱり使えるのに、ちゃんとうるおいをキープできるので夏にもオススメですよ。
商品企画 ロートネーム:うえむー
さらに、化粧水の大容量タイプも新しく登場。「白潤」の化粧水は、「全身、美白肌になりたい!」とボディに使ってくださる方も多いので、そんな方々の「もっとたっぷり使いたい」という声にお応えしました。手軽に使いやすいポンプタイプなので、腕や脚、背中にもぱしゃぱしゃ使って、全身“ちゅるもち肌”を目指せますよ。
販売名:ロートH薬用美白化粧水La 医薬部外品
販売名:ロートH薬用美白化粧水Ra 医薬部外品
実はパッケージも新しくなっています。みずみずしく透き通るような“ちゅるもち肌”が反射する光をイメージした、オーロラみたいなデザインがきれいですよね。化粧水と乳液のボトルやキャップも見直して、より使いやすくなりました。
研究開発 ロートネーム:りこぴん
うるおい+美白※1の働きやさっぱりとしたテクスチャーはそのままに、肌荒れ防止成分をプラスした新しい「白潤」は、“ちゅるもち肌”を目指す方はもちろん、ニキビ予防にも最適。ベタつかない軽いテクスチャーですが、みずみずしくうるおって透明感を与えたり、シミやニキビや肌荒れも防いでくれるので、すべての年代の方にもオススメです。毎日のスキンケアとしても、なんとなく肌の調子が良くない時の荒れ防止にも、ぜひ活躍させてくださいね。
※1:メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ