長時間のマスク着用や、寒暖差、冷暖房のきいた部屋に長時間いることなどにより、顔などの乾燥荒れを感じていませんか?特に、乾燥する季節では、皮膚科などを受診される方も多いかもしれません。
化粧水などで保湿してもなかなか良くならない場合、もしかしたら“乾燥荒れ肌”になっているかも。そうなると、化粧水や乳液などのスキンケアに加えて、医薬品で治療が必要かもしれません。
今回ロート製薬から発売する、「メンソレータム アレピット」は、顔などの乾燥荒れ肌を元から治す*1ことができる医薬品です。「メンソレータム アレピット」のこだわりや、商品特徴、開発秘話を、担当者に聞いてきました。
*1 肌のバリア機能を修復
この人に話を聞きました
企画担当者:うえむー
開発担当者:まるさん
企画担当者:うえむー
顔などの乾燥荒れ肌の原因は様々ですが、長時間のマスク着用なども原因の一つです。実は、マスクを着けたまま話すと、マスクと肌が擦れて、知らず知らずのうちに摩擦が生じています。特にマスクが当たる目の下の頬や、口回りは、皮膚が薄いため、外部ダメージにも弱いので注意が必要です。
また、マスクの中は呼気により湿度が高い状態。しかし、マスクを外すと一気に湿度が下がり、肌に必要な水分まで飛んでいってしまい、急激に乾燥状態になってしまいます。1日のうちにマスクは何度もつけたり外したりしなければならないので、肌にとってはとても過酷な状況なのです。
また在宅勤務などによって、冷暖房に長時間あたることによる乾燥なども考えられます。秋冬の季節は、空気も乾燥してくるため、肌もより乾燥状態になってしまうんです。
また、男性の髭剃りなども、乾燥肌を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
乾燥状態を放置すると、ガザガサ、粉ふき、皮めくれなどの“乾燥荒れ肌”につながってしまう可能性もあるので注意が必要です。乾燥荒れ肌になってしまった場合は、肌のバリア機能を修復して“元から治す”ことが大切です。
開発担当者:まるさん
化粧水などでしっかり保湿をしていても、症状がなかなか良くならない、悪化する場合は、肌のバリア機能を修復する治療が必要かもしれません。
乾燥荒れ肌の原因の一つは、肌構造が乱れて、肌のバリア機能が弱まり、水分が蒸散して潤いを保てなくなっているからなのです。
だから、乾燥荒れ肌を治すには、壊れてしまった肌のバリア機能を修復する必要があります。でなければ、保湿しても保湿しても、水分が逃げてしまい、また、外からの刺激にも弱い肌状態のままになってしまいます。乾燥荒れ肌を治すには、保湿するというだけではなく、元から治す!という発想が大切だと思うんです。
では、健康な肌とガサガサの肌では何が違うのでしょうか?
健康な肌の角質層を拡大してみると、角質細胞の間に水分と油分がまるでミルフィーユのように何層も重なりあっているのが分かります。これを「ラメラ構造」といいます。
一方、乾燥肌や荒れ肌の角質層内部は、角質細胞間脂質の規則性が崩れ、ラメラ構造が壊れています。すると、肌から水分が流れ出て乾燥し、うるおいがキープできなくなり、ガサガサ・ゴワゴワに荒れ、見た目の印象や手触りも悪くなってしまいます。
つまり、ラメラ構造は肌のバリア機能のカギを握る大切な要素で、肌の水分をしっかりキープし、うるおいのある健康な肌を保つためにとても重要なんですよ。
開発担当者:まるさん
そこで注目したいのが、「ヘパリン類似物質」という有効成分です。
ヘパリン類似物質は、抗炎症作用や高い保湿効果を持つのが特徴で、乾燥肌対策に長年使われている頼もしい成分なのです。
ヘパリン類似物質は、角質細胞間脂質や水分のバランスを整え、ダメージを受けて壊れた角質層のラメラ構造を修復することができます。
さらに、ヘパリン類似物質は、肌のうるおいをキープする役割をする角質細胞の中の「天然うるおい因子」を増やし、より潤いのある健康な肌へと導きく働きがあるんです!
保湿しても保湿しても、乾燥荒れ肌が改善しないときは、元から治すことが大切だったんです。
企画担当者:うえむー
「メンソレータム アレピット」は、顔などの乾燥荒れ肌を“元から治す”医薬品です。
有効成分のヘパリン類似物質を配合。ヘパリン類似物質は、肌のラメラ構造を修復し、水分を保持する保湿効果があります。肌の奥(真皮)まで深く浸透し、炎症を抑えたり、血流を改善して、肌を健やかに保つ作用もある有効成分なのです。
さらに、「メンソレータム アレピット」は 基剤に “ワセリン”を配合。高密着のワセリンベースの処方で気になる患部をしっかり密着して覆います。透明の軟膏基剤で、肌の上を膜のように覆い、肌の中の水分も逃がしません。有効成分のヘパリン類似物質で角質層内部のラメラ構造を改善し、角質細胞の中の“天然うるおい因子”を増やし、ラップするようなイメージです。
マスクなどの摩擦などによる乾燥や、またバリア機能が壊れがちな花粉の時期の乾燥荒れ肌にもご使用いただけます。
非ステロイド、ノンメントールで、顔にもお使いやすい処方にもこだわりました。
<用法・用量>
1日1~数回、適量を患部に擦り込むか、またはガーゼなどにのばして貼ってください。
<1才以上のお子様から使用OK>
「メンソレータムアレピット」は1才以上の小さなお子様からご使用いただけます。
※小さなお子様が使用されるときは保護者の指導監督のもとでご使用ください。
思春期を迎えるころまでの子供の肌は、皮脂量が非常に少ない肌状態です。皮脂は外部刺激から守り水分の蒸散を防ぐなど大切な役割をしているので、皮脂の分泌が少ないと、乾燥しやすく無防備な状態なんですよ。保湿ケアをしながら、乾燥荒れ肌になった場合は、医薬品で治療するのもいいでしょう。
<顔に使える、こだわり処方設計>
デリケートな顔にもお使いいただけるように、こだわって処方設計しています。
① 非ステロイド
② ノンメントール
③ アルコールフリー
④ 尿素無配合
⑤ 無香料
⑥ 無着色
企画担当者:うえむー
開発担当者:まるさん
商品開発をしている中で、化粧水などのスキンケアで、乾燥荒れ肌を保湿していても、なかなか良くならなくて困っているという声をききました。その方は、「自分の肌が悪いから、化粧水でケアしてもよくならないんだ‥」と感じていらっしゃったのです。 しかし、もしかしたら“対処方法が間違ってるから、改善しないのかも?”と考えました。
化粧水などのスキンケアで毎日保湿ケアすることはとても大切ですが、バリア機能が壊れてしまっているような、ガサガサな乾燥荒れ肌状態では、医薬品でしっかり元から治してあげないと、よくならないんです。
だから、そんな悩みや症状を抱える方に、医薬品で治療できるということお伝えできればと思います。
今回こだわったのは、元から治すという点。壊れてしまったバリア機能を修復することで、ガサガサ乾燥荒れ肌を改善します。マスクにより顔の肌もダメージを受けやすくなっているので、乾燥荒れ肌に悩んでいる人に商品が届きますよう、これからも研究開発を続けていきたいと思います。
*元から治す:肌のバリア機能を修復する