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2018/08/08

頭皮が臭い!改善方法はヘアケアにある!

なにげなく頭を動かした瞬間、モワッと漂う自分の頭のニオイに驚いたことはありませんか?あるいは、枕のニオイが気になったり、ドライヤーの風が当たった時、頭皮に触れた指がにおったり。驚くことに、美容師さんによると、ほとんどの女性の頭皮はニオウのだそう。「毎日ちゃんとシャンプーしているのに、どうして?」と悲しくなりますが、そのシャンプーのやり方こそが問題かも。ほかにも、良かれと思ってしているケアが、逆にニオイを増長させることもあるのだとか。そこで今回は、髪と頭皮を熟知する美容師さんに、頭皮がにおう原因と対策をしっかり教わりました!ニオイが気になるこの時期こそ、正しい頭皮ケアを行いましょう。

中野亜衣子

教えてくれたのはこの人!

美容師 中野亜衣子さん

イギリスの名門カラリストサロンでの勤務を経て、海外カラリストのアテンド・通訳、カラリストの育成教育などを行う。 現在は大阪ひとりにてヘッドスパニスト・カラリストとして多くのお客様の髪と頭皮の健康をサポート。

どうして臭い?頭皮のニオイの原因は皮脂の過剰分泌

頭皮はどうしてにおうのでしょうか?まずはニオイの原因について解説します。

頭皮はニオイやすい条件が揃っている

ニオイの元となるのは、汗や皮脂です。頭皮には汗を分泌する汗腺や皮脂を分泌する皮脂腺が多くあります。そのため、ニオイやすいのです。顔と同じく、頭皮も暑い季節には皮脂の分泌が多くなります。また、毛が密集しているので汗をかきやすいうえに、かいた汗が蒸発しにくいという悪条件も揃っています。このような環境では皮脂が酸化したり、悪い菌が増えたりするのは仕方のないことといえるでしょう。老若男女を問わず誰でも頭皮はニオイやすいものなのです。

過剰に分泌された皮脂に雑菌が繁殖する

分泌されてすぐの皮脂は、ほとんどニオイがありません。しかし、皮脂が過剰に分泌されると、肌表面の常在菌によって分解されたり、酸化したりします。これが頭皮からいやなニオイがする理由です。頭皮の皮脂腺は顔のTゾーンよりもおよそ2倍ほど多く、多くの皮脂が分泌されます。また、女性より男性の方が皮脂分泌量は多いので、男性の方がニオイやすい傾向にあります。

皮脂を過剰に分泌してしまう間違ったヘアケアを改善しよう

間違ったヘアケアが皮脂の過剰分泌につながっていることもあります。特に頭皮のニオイに真剣に悩んでいる人ほど、間違ったケアをしているかもしれません。せっかく頑張ってヘアケアをしているのに、逆効果ということもあるのです。正しい方法に変えることが大切です。

間違いやすいヘアケアの例を紹介しますので、当てはまる点があれば改善していきましょう。

間違ったシャンプーをしている

正しくシャンプーをしないと、頭皮の皮脂が過剰分泌してしまう可能性があります。そこで、よくある自己流ケア例を4つ挙げましたので、当てはまるかチェックしてみましょう。

<やりがちな自己流ケア例>

  • ①汚れや皮脂をしっかり落とすために、2度洗いしてしまう
  • ②夏はベタつきやすいから、1日で朝晩2回シャンプーする
  • ③スタイリングしやすくなるから、毎日朝シャンする
  • ④シャンプーの泡がなくなったら、すすぐのをやめている

上記の4項目は、頭皮のベタつきやニオイが気になるときにやりがちですが、実は頭皮のニオイケアとしては要注意です。

①・②は、洗い過ぎです。確かに1度シャンプーしただけではスッキリしないこともあります。前日の晩に洗ったのに朝起きたら何だかにおう、ということもあるでしょう。でも、2度洗いや1日に何度も洗うと、皮脂のバランスが崩れやすくなるので、余計に頭皮がニオイやすくなる原因になるのです。頭皮のためには、シャンプーは1日1回、夜が基本と覚えておきましょう。また、洗浄力が高いシャンプーも皮脂のバランスを崩す要因となるので注意してくださいね。

皮脂や汚れは寝る前に落としておきたいので、③の朝シャンもオススメできません。皮脂や汚れを落とさずに寝ると、寝ている間に雑菌を増やしてしまう可能性があります。スタイリングを楽にするために朝も洗いたいという人は、たっぷりのお湯で頭皮をすすぐことをオススメします。洗い流さないトリートメントなどをつけた後に、しっかりと乾かすようにしましょう。

シャンプーの後はきちんとすすぐことも大切です。泡がなくなったとしてもシャンプー剤が髪や頭皮に残っていることはあるので、④は注意しましょう。すすぎ残しがあると、それをエサにニオイの原因となる菌が増えるため、時間をかけてしっかりとすすぎましょう。

コンディショナー・トリートメントを使わない

コンディショナーやトリートメントも髪の毛のケアには大切です。

「コンディショナーやトリートメントを使うと、頭皮がベタつく・・」そんな方もいるのではないでしょうか?でも、コンディショナーとトリートメントにはシャンプーにない大切な役割があるので、工夫して使用しましょう。
コンディショナーは髪の表面を保護してキューティクルを整え、トリートメントは髪に栄養を補います。頭皮のベタつきが気になるなら、コンディショナーやトリートメントは髪のみにつけるようにしましょう。

間違った髪の乾かし方、スタイリングをしている

髪の乾かし方やスタイリングによっては、頭皮のニオイを引き起こすこともあります。よくある自己流ケア例を3つ挙げましたので、当てはまるかチェックしてみましょう。

<やりがちな自己流ケア例>

  • ①髪のダメージを防ぐために、ドライヤーを使わず自然乾燥させる
  • ②夏は汗をかくので、ドライヤーの冷風で乾かしている
  • ③高温多湿な夏は、髪が広がりやすいので、いつも結んでしまう

①の自然乾燥は、実は頭皮にも髪にも良くない行為。頭皮を湿ったままにしておくほど雑菌が繁殖しやすくなるので、髪の毛を洗った後はすぐに乾かすのが鉄則です。また、濡れたままの髪はキューティクルが乱れて傷みやすくなります。
②の冷風で乾かす場合は どうしても髪が乾くスピードが遅くなってしまうので、ニオイの元となる菌が増えやすくなります。季節を問わず髪はドライヤーの温風で乾かしましょう。ニオイ防止のためには、ドライヤーを当てるときに、まずは頭皮の根元をしっかりと乾かして、その後に髪の毛を乾かしましょう。
③は間違いではないものの、毎日同じように髪を結ぶと同じところでムレてしまいます。結ぶ位置を変える、または結ばない日を作るようにしましょう。

皮脂を過剰に分泌してしまう生活習慣も改善しよう

皮脂の分泌を過剰にするのは間違ったヘアケアだけではありません。普段の生活習慣が頭皮の環境に悪影響を与えることもあるのです。

下記のような生活習慣は、皮脂の過剰分泌につながるので気をつけましょう。

脂っこい食べ物、偏った食事を控える

食事の内容が皮脂の分泌量に影響を与えるといわれています。皮脂の過剰分泌を抑えるためにも、皮脂腺の働きを活発にする脂っこい食べ物はなるべく控えましょう。
また、偏った食事も影響します。糖分や油分を摂り過ぎると皮脂過剰につながるので、栄養バランスの取れた食生活を心がけるようにしてください。

ストレスを溜めこまない

頭皮のコンディションを良好に保つためには、ストレスを溜めこまないことも大切です。ストレスにより皮脂分泌が活発になると考えられるからです。
ストレス解消方法を見つけて、こまめに発散しましょう。

しっかり睡眠をとろう

睡眠をしっかりとることも大切です。睡眠不足はホルモンバランスの乱れを起こし、頭皮のコンディションを悪くするといわれています。頭皮のニオイ予防のためには、しっかりと睡眠をとることを心がけましょう。

ニオイ対策!頭皮を清潔に保つシャンプー選びのポイントは

ニオイ対策には、シャンプー選びも大切なポイントです。頭皮がベタつく、ニオイが気になるといった自分の悩みにあった、頭皮を清潔に保てるシャンプーを選びましょう。

アミノ酸系や弱酸性タイプのシャンプーがオススメ

一般的なシャンプーは、乾燥肌や敏感肌の人には洗浄力が強過ぎて、頭皮が乾燥することがあります。汚れやニオイはきちんと落としたいものの、頭皮に必要な皮脂や潤いは取り過ぎないようにしたいものです。それほど頭皮がベタついていないなら、洗浄力が穏やかなアミノ酸系や、潤いを守りながら洗い上げる弱酸性のシャンプーを選ぶと良いでしょう。

アミノ酸系なら「50の恵 髪と頭皮の養潤シャンプー」

アミノ酸系シャンプーをお探しなら、「50の恵 髪と頭皮の養潤シャンプー」をお試しください。髪と頭皮を優しく洗い上げるだけでなく、髪にハリ・コシを与え、根元からボリューム感のある髪へと導きます。髪や頭皮を元気にしたい人にもお試しいただきたいシャンプーです。

弱酸性なら「セバメド エクストラマイルドシャンプー」

弱酸性のシャンプーをお探しなら、「セバメド エクストラマイルドシャンプー」をお試しください。肌の弱い方にもやさしい使い心地で、汚れはきちんと落としながらも潤いはしっかりキープする、低刺激で石けん成分無添加のシャンプーです。頭皮の常在菌のバランスも守ってくれるので、ニオイやフケが気になる人にもオススメです。

まとめ

頭皮がにおう原因と改善方法について紹介しました。「臭くなりたくない!」と、やみくもにシャンプーするだけでは頭皮のニオイをおさえられません。

ニオイ予防のためには、

  • ・髪と頭皮に合ったシャンプーを選ぶ
  • ・1日1回夜にシャンプーをする
  • ・シャンプーはしっかりとすすぐ
  • ・洗髪後はすぐにドライヤーの温風でしっかりと乾かす

を実践することが大切です。間違った自己流ケアを改めて、さわやかな頭皮を目指しましょう!

1人のメンバーがいいね!と言ってます。
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