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2019/07/10

コレであなたも目薬マスター!ひと目で分かる目薬の成分と働き

目に不調を感じて目薬を買おうとした時、売り場やパッケージに書かれている症状と、自分の症状を照らし合わせてみるものの、「これも当てはまるけれど、あちらの目薬に書かれている症状も思い当たる・・・」なんて悩んだことはありませんか?「この目薬とあの目薬、どう違うの?」「どっちの目薬を選ぶべき?」と迷った時、特徴的な配合成分を少しでも知っていれば、目薬選びのヒントになるはず!例えば、自分の肌や目的に合った美容液を探すときに配合成分を気にする人は多いかと思います。同様に、目薬も成分に着目すれば、自分に合う目薬選びに役立つかもしれません。そこで、知っておきたい目薬の主要成分や、選ぶ時に役立つ基礎知識のあれこれをご紹介します。

みやのん

教えてくれたのは、

ロートネーム:みやのん

目薬選びの第一歩は、目薬の分類と主要成分のチェックから!

様々な目のお悩みに応えるように、現在では各メーカーから数えきれないほどの多種多様な目薬が発売されています。ただ、ドラッグストアなどで売られている目薬は、一般用医薬品(OTC医薬品)のルールによって目的の分類がある程度決まっており、それに合わせて配合される成分も決まっています。そのため、この分類さえ知っていれば選択肢がぐっと絞れて、自分に合う目薬を選びやすくなるでしょう。さらに成分にも注目できるようになれば、「どっちの目薬にしよう?」と悩んだ時の参考になるはずです。分類と主要成分についてわかりやすくまとめましたので、下記の表をチェックしてみてください。

【一般的なOTC目薬の分類と主な効果成分】

[疲れ・かすみ]が気になる目には

  • ・ピント調節筋のコリをほぐす ネオスチグミン アミノ酸 ビタミン類

[乾き]が気になる目には

  • ・角膜修復に働く コンドロイチン アミノ酸
  • ・涙液保持に働く ヒプロメロース 無機塩類(塩化ナトリウムや塩化カリウムなど)

[かゆみ]が気になる目には

  • ・抗ヒスタミン(かゆみの原因物質ヒスタミンの発生を抑える)作用の クロルフェニラミンマレイン酸塩
  • ・抗炎症(ヒスタミンの働きを抑え、炎症を鎮める)に働く クロルフェニラミン

[充血]が気になる目には

  • ・充血除去に働く ナファゾリン テトラヒドロゾリン
  • ・抗ヒスタミン(かゆみの原因物質ヒスタミンの発生を抑える)作用の クロルフェニラミンマレイン酸塩 クロルフェニラミン

また、目薬選びでは使用感(差し心地)も重要なポイントと言えます。好きな差し心地は人それぞれなので、アイケアを快適に行うためにも、迷った時は清涼感や粘度の好みで選んでもいいですね。

よりこだわるなら、価格や処方も重視して

上記では、OTC目薬の目的の分類や主要成分を見ていただきましたが、目的や主要成分がほぼ同じ目薬でも、製品によって価格が違うことは意外と多いものです。「この“価格の差”って何の違い?」「やっぱり高い方が効くの?」など、皆さんが気になる疑問にお答えします!

Q. パッケージに「医療用成分配合」と書かれた目薬は、他よりも効くの?

OTC医薬品に配合されている「医療用成分」とは、医療現場で長く使われている有効成分のうち、安全性が十分に確認された成分のことです。ロート製薬ではアレルギー点眼剤で使用しています。一般的に、医療用成分は効き目が強いと言われているので、それが配合された目薬は効果が高いと考えられますね。

Q. 病院で処方される目薬と、ドラッグストアなどで自由に買える目薬(OTC目薬)って、どう違うの?

まず大きく違う点は“効能”です。病院で処方される目薬(処方薬)は、緑内障や白内障に効くものなど、OTC目薬にはない効能があります。さらに、効き目が強い成分が配合されていることが多く、OTC目薬と同じ成分が使われている場合でも、高濃度に配合されていることもあります。また、1つの症状に効果を発揮するものが多いようです。一方、OTC目薬は、有効成分を複数配合して、様々な目の症状に働くように処方されることが多いですね。

Q. 特定の症状に的を絞った目薬の方が効果が高い?高価格の目薬の方が効く?

ロート製薬の目薬にも、ある症状に最も効果のある成分を配合し、さらに、その成分が最高の働きを発揮できるように、細かな処方設計をしている製品があります。そのように1つの症状に特化した目薬は、やはりより高い効果が期待できると言えるでしょう。
また、効き目を出すために成分や処方にこだわるほど、どうしても高価格になってしまいがちです。逆に考えると、高価格な目薬は成分や処方に特にこだわっていると捉えることもできます。
一概には言えませんが、「より効果を実感したい」という時には、1つの症状に特化した目薬や、高価格帯の目薬を選んでいただくことも1つの手段ではないかと思います。

これって本当?ネットなどで広がるウワサに要注意!

目薬選びに悩んで、「どれがいいのかな?」なんてインターネットなどで情報を探していると、さまざまな情報が見つかりますが、中には「え、そうなの?」という怪しい内容もチラホラ。間違った情報に惑わされないよう、ウワサの真偽を確認しましょう。

Q. 「防腐剤入りの目薬は目に負担がかかる」って聞いたけど、本当?

実は医療用もOTCも、一部を除き、たいていの目薬には防腐剤が配合されています。例えば、手術後の傷がある目には、防腐剤が影響することも考えられますが、そのような特別な場合を除けば、防腐剤の影響より、防腐剤を配合しないことで目薬が菌汚染する方が問題だと、私たちは考えます。
汚れや目やになどが点眼ボトルから入り、菌が繁殖した状態の目薬を点眼すると、感染症の原因になりかねません。“防腐剤=悪”ではなく、感染症を防ぐために必要な成分だからこそ、ロート製薬では、お子さまやご高齢の方、コンタクトレンズを使用する方など、ご使用いただくお客様の特性に合わせて、防腐剤の種類や量を調整しています。

Q. 充血対応の目薬に入っている「血管収縮剤」は目に良くないの?

以前、充血除去剤で血管を収縮させても、すぐに血管が元に戻って、さらに充血がひどくなる“反動充血”という症状が問題になったことがありました。その際に、OTC目薬で使用できる充血除去剤の濃度が見直され、それ以降、話題に上ることはあまりないようですね。
そもそも充血は、不足している酸素を運ぶために血管が広がっている、つまり酸素不足を解消しようとしている状態なのです。そのため、充血を取ることだけではなく、目を休めてケアすることを心がけましょう。
とはいえ、「やっぱり充血をとりたい」、という時には目薬が役立ちますが、用法用量を守って適度にお使いいただくことが大切です。なかなか充血が取れなかったり、長く続く場合は、感染症やアレルギーなどの炎症が関係している場合もあるので、眼科医を受診してください。

世界中で日々研究開発が進む今、OTC目薬もどんどん進化しています。
ロート製薬では、再生医療や幹細胞の知見を活かした最先端の研究によって、成分の新たな機能を見出して活用するなど、より効果が高い目薬の開発に成功しています。
視覚機能の再活性化を目指す「Vロート アクティブプレミアム」や、痛みを感じるような目の乾きに、角膜ダメージをケアすると同時に瞳をなめらかに覆うような気持ちいいさし心地を実現した「Vロート ドライアイプレミアム」などがその代表です。この2つの目薬のように、最新の技術から生まれたこだわり処方をぜひお試しください。

Vロート アクティブプレミアム

販売名:Vロート アクティブプレミアム
第2類医薬品 効能:目の疲れ

・「Vロート アクティブプレミアム」について詳しく知りたい方はこちら

Vロート ドライアイプレミアム

販売名:Vロート ドライアイプレミアム
第3類医薬品 効能:目の乾き

・「Vロート ドライアイプレミアム」について詳しく知りたい方はこちら

5人のメンバーがいいね!と言ってます。
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