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2019/07/24

キッザニア甲子園でリップクリームの開発にチャレンジ!

ロート製薬は、子どもたちが仕事体験を通して学びと楽しさを合わせた最高の社会体験ができる「キッザニア甲子園」にて、研究者の仕事が体験できる「医薬研究所」パビリオンを出展しています。
「医薬研究所」では、子どもたちが医薬研究者となり、みなさんの毎日の生活を便利にする商品の開発を体験することができます。現在は、リップクリームを開発する体験を通して、科学の面白さを感じることができるアクティビティを実施しています。
そこで今回は、6人の子どもたちがリップクリームの開発に取り組む様子をレポートします!

白衣を着て開発スタート!

本格的な実験道具を前にして序盤から興味しんしん。スーパーバイザーの説明に熱心に耳を傾け、質問も飛び出します。

この日、密着したのは6〜8歳の男の子3人、女の子3人の計6人。
実際に白衣を身につけ、いよいよリップクリームの開発が始まります。
まず最初に、スーパーバイザーから「今から作るものは『どんなお客さんが、どんなときに使うんだろう?』と、お客さんのことを想像しながら作ってみてくださいね」との説明が。これは、実際にロート製薬の開発者が大切にしているものづくりの姿勢で、“子どもたちにも、商品を使うお客さまの気持ちに寄り添ったものづくりを体験してほしい”というロート製薬の想いが込められています。その説明を真剣に聞き入る姿は、まるで本物の研究者のよう。

リップクリームの原材料である液体パラフィンが入ったビーカーに、固形パラフィンを入れるところ。慎重に、慎重に…。

まずは、ビーカーに入ったリップクリームの原材料を、ウォーターバス(ビーカーを温める機械)で温めて溶かしていきます。
その間にリップクリームの香り選び!時期によって選べる香りが異なりますが、この時は、 モイスチャーミルク、グレープ&ベリー、爽やかなミントメントールの3種から、それぞれ香りを選びました。さっそく「これはどんな香りかな」「いい香りがしそう!」と香りへのイメージをふくらませていた子どもたち。

「色が変わった!」うれしい発見に大盛り上がり!

香りを選んだあとは、ウォーターバスでビーカーの中の原材料がきちんと溶けているかをチェック。3人1組になり、ビーカーの中を覗いてみると、先ほどまで白かった原材料の色に変化を発見。
「透明になってる?!」と子どもたちは、目をまん丸にして覗き込んでいました。

温めることで原材料の色が変化していてびっくり! 「どうしてかな〜?」と不思議そうな表情。

いよいよ研究も大詰め。ウォーターバスから取り出したばかりの温かいビーカーに香料を加え、ゆっくり撹拌すると、たちまちいい香りがパビリオン全体に広がります。子どもたちも「いい香り〜」とテンションアップ! モイスチャーミルクを選んだ子どもたちは「甘い香りがする!」とご満悦。隣同士で違う香りを確認し合い、あちこちで笑顔が弾けます。

香料を入れ、くるくる回すたびに香りがふわりと立ち、思わず笑顔がこぼれます。

次に、調合した材料をこぼさないように、慎重に容器に注ぎ込む作業へ。その表情は真剣そのもの!

軍手をつけてまだ温かいビーカーから容器にゆっくり注ぎ込みます。上手にできますように…

くちびるの知識やリップクリームの役割を学ぶ

YES・NOクイズで子どもたちは正解を連発! 回答をそれぞれ相談し合い、大盛り上がりのひとときに。

冷蔵庫で冷やし固めている間に、“くちびるの仕組み”や“リップクリームの役割”について学びます。くちびるの皮膚が口の中とつながっているという仕組みを説明されると「本当に?!」と興味しんしん。おさらいを兼ねた最後のYES・NOクイズでは「リップクリームは1日に何度でも塗っていい?」との質問に、回答が割れる一幕も。正解を聞いた子どもたちは、「そうなんだ〜」と納得するなど、和気あいあいとしたムードが流れていました。

正解して思わずバンザイ! 楽しいクイズでくちびるの知識やリップクリームの大切さを楽しみながらしっかり学んでいました。

自分で調合したリップクリームに大満足!

はじめて自分で開発したリップクリームを見せ合いっこする子どもたち。

ついに待ちに待った完成です!
自分で作ったリップクリームを少しだけ手に取り、手の甲に塗って再び香りや使用感をチェック。自分で考え、自分の手で作ったリップクリームが出来上がり、子どもたちはとっても嬉しそう。

成果物は、体験中に選んだ香りと同じ香りのロート製薬のリップクリーム。とっても喜んでいただきました。

体験した子どもたちの感想は?

「材料をくるくる混ぜているとき、『どんなのが出来上がるのかな?』ってワクワクしました!」

「温めたら透明になったり、冷やしたら白くなったり、材料の色が変わって楽しかったです」

「はじめてリップクリームを作ったけど、すごく簡単で楽しく作れました」

「リップクリームの成分が油だと知らなかったので勉強になりました」

「香りを選ぶとき、『お口に近いから、おいしそうな香りのほうが喜ばれるかな?』と、使う人のことを考えてモイスチャーミルクにしました」

など、それぞれたくさんの発見と学びがあった大満足の研究・開発となったようです。

お父さんがものづくりの仕事をしているという1人は、「今日、リップクリームを開発する体験をして、私も将来はお父さんのように誰かの役に立つお仕事がしたくなりました」と、将来の夢を見つけた様子。

この日の実験のプロセスから体験の感想までを、プロダクトシートに記入。子どもたちはみんな真剣に書き込んでいました。

さらに、本日、密着させていただいた子どもたちの保護者のみなさんにも、体験終了後に感想をうかがいました。

「子どもたちはリップクリームがどうやってできるのか考えたこともなかったようなので、色の変化や調合した材料が固まっていく様子など、すべてが新鮮で面白いことばかりだった!と嬉しそうに話していました」

「リップの原料を取り扱うなど、はじめてのサイエンス体験ができ、今まで知らなかった世界に興味が広がったようで良かったです」

「リップクリームという身近なアイテムを作る体験は、理科の実験などにも興味を持ち始める小学生くらいの子どもにとってもぴったりだったように思います。より興味を持って体験に挑めたようでした」

など、学んだばかりの知識を楽しそうに披露する子どもたちの姿を見て、保護者の方たちも素敵な思い出ができたようです。

なぜロート製薬がキッザニアに?子どもたちに伝えたい想い

ロート製薬では、開発・研究というアクティビティを通じて、子どもたちに「自分で考え、工夫し、商品の価値を創造する」という経験を提供したいと考えています。
特に、体験の最初に必ず子どもたちに伝えている「商品を使うお客さまのことを考えて開発する」ということこそ、ロート製薬が大切にしているものづくりの姿勢です。開発者は、どうすればお客さまに喜んでいただけるかを考えながら、日々研究を行っています。
そのため、このアクティビティでも、子どもたちひとりひとりが使ってくれる人(=お客さま)のことを考えながら、香りを決めたり調合を行ったりすることで、自分で工夫して研究を積み重ねていくプロセスのおもしろさと、達成感を感じてもらうことを目指しています。
これらの体験を通して、ロート製薬の「ものづくりにかける想い」が少しでも伝わってほしいと心から願っています。

子どもたちが楽しみながら社会のしくみが学べる職業社会体験施設「キッザニア甲子園」。約100種類の仕事やサービスがある中、ロート製薬の「医薬研究所」は、数少ない理系の仕事が体験できるパビリオンです。今後も、子どもたちが科学にもっと興味を抱くような体験や学びを提供していきたいと考えていますので、ぜひ一度訪れてみてくださいね!

キッザニア甲子園

  • 【DATA】
  • (住)兵庫県西宮市甲子園八番町1-100 ららぽーと甲子園
  • (電)0570-06-4343(キッザニア甲子園インフォメーションセンター)
  • (営)〈第1部〉9:00〜15:00 〈第2部〉16:00〜21:00
    ※完全入替え制
  • (休)不定休
  • (対象年齢)3歳〜15歳
  • (料金)園児(3歳〜)2,850円〜、小学生3,150円〜、中学生3,250円〜、大人(16歳〜)1,850円〜、シニア(60歳〜)850円〜 ※税別 ※年齢、日時により異なる
  • (アクセス)
  • 〈電車〉
    阪神電車「甲子園」駅下車、「東改札口」から徒歩14分
  • 〈車〉
    ●大阪方面より/阪神高速3号神戸線武庫川出口より約2km、阪神高速5号湾岸線鳴尾浜出口より約3km
    ●神戸方面より/阪神高速3号神戸線西宮出口より約3km
    ●京都・豊中方面より/名神高速西宮インターより約1km

・「キッザニア甲子園」について詳しく知りたい方はこちら

1人のメンバーがいいね!と言ってます。
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