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2017/11/01

自信に満ち溢れた女性こそが輝く街、ニューヨーク

「きれいでありたい」そう願う女性たちの心は万国共通です。なめらかな肌、美しい髪、チャーミングな笑顔…。世界中を見渡せば、まだまだ私たち日本人が知らない“美”をつくるためのメソッドがたくさんあふれているはず! そこには、今よりもっと輝くためのヒントが隠されているかもしれません。

NY女性の美しい肌やボディは日々の積み重ねから

NY女性の美しい肌やボディは日々の積み重ねから

アートにファッション、フード、あらゆる分野においてトレンドの発祥地となっているニューヨーク。ここで暮らす女性たちは皆しなやかでたくましい美をたたえています。

アメリカの他都市に較べ、ニューヨークに暮らす女性たちは美や健康への意識が高い、というのは本当の話。マンハッタンは歩いて回りやすい地形のうえ、エレベーターやエスカレーターがない地下鉄駅も多いので、おのずと体を動かす機会も多いのです。さらに、エクササイズだって欠かしません。キャリア女性のほとんどが、日常的に運動を楽しんでいます。ジムは早朝から深夜までやっているので、通勤前後にエクササイズが当たり前。また、昨今のスポーツウェア人気のお陰で、ジムやエクササイズ用ウェアで街を闊歩するのもスタイリッシュとしてとらえられています。“Work Hard, Play Hard”の精神で、仕事も遊びにも全力投球。それには美しくヘルシーであることが大前提となるからなのです。

NY女性の美しい肌やボディは日々の積み重ねから

ヨガやランニングはポピュラーなエクササイズですが、ニューヨークではあの手この手で趣向を凝らした新しいエクササイズが常に生まれています。プールの中でエアロバイクを漕ぐアクアサイクルに、トランスミュージックが流れるクラブで早朝に行うトランスヨガ、手漕ぎボートエクササイズ、縄跳びエクササイズ、……思わず耳を疑うものも珍しくありません。数年前からブームとなっているスピニング(バイクエクササイズ)のお陰で、最近は大人数のクラスで一丸となって汗を流すエクササイズが人気の様子。音楽からインストラクターのキャラクターまで、エンターテイメント性に富んでいるのが特徴です。

上の写真はサーフィンエクササイズ「Surfset New York City」。サーフィンの特徴である、バランス感覚やコアマッスルを鍛える動きが取り入れられていて、楽しみながら鍛えられるエクササイズとして評判です。ガンガン汗を流して極限にトライするパワー系が苦手な人の間では、バランス重視で美しいボディを目指すバレエエクササイズへの支持も高まっています。

ただ細いのはNG! ニューヨーカー理想のボディとは

サングラスで目も紫外線からガード

こうしたエクササイズに日々勤しむニューヨークの女性たちだが、決して痩せ型の体型を目指しているわけではありません。重要なキーワードはセクシーであること。細い=セクシーだとはまったく考えていないのです。多くのアメリカ人男性がセクシーだと崇める女性像は、メリハリのあるむっちりボディで、注目のパーツはずばり下半身。ビヨンセのようなバーンと張ったヒップと太ももにはひれ伏す勢い!レギンスやスキニージーンズでピタピタになった下半身をトップスで隠さず、腰とヒップのギャップを見せつけるかのような姿の女性に男性が賞賛の声をかける、なんて風景も珍しくありません。日本ならダイエットの対象とされる体型でも、こちらでは「美しいカービー体型の持ち主」と自信をみなぎらせる。セクシーであること、それはつまり自分自身への自信なのです。

すっぴんに自信が出る医食同源の美肌づくり

すっぴんに自信が出る医食同源の美肌づくり

そして、その自信はスキンケアに対する考え方にも影響しています。ニューヨークで女性を観察していて驚くのが、すっぴん率の高さ。アイメイクやリップで手を加えても、つるりとした素肌で堂々としている女性が多いのです。そんな素肌至上主義ともいえる彼女たちの意識を支えているのが、昨今のヘルシー食ブーム。ランチにはサラダ専門店にグルテンフリーベーカリー、ローフードレストランなどヘルスコンシャスなオプションが充実しているのが大都市ならでは。写真のグラノーラなど、さまざまな方法でチアシードにヘンプシード、スペルト小麦などのスーパーフードをいち早く採り入れています。

また、コールドプレスジュースにコンブチャ(紅茶キノコ)、ビネガー酵素ドリンクなど、健やかな肌に効果的なドリンクも大人気。街中の至るところでジュースショップが誕生しているうえ、カクテルにこうしたヘルシージュースを取り入れたバーも増えてきているほど。忙しい生活の合間に肌活ができるというのは、女性にとっては嬉しい限りです。

すっぴんに自信が出る医食同源の美肌づくり

美容においてもボディメイキングにおいても、隠したり紛らわせたりするのではなく、日々ケアを積み重ねて自分自身がもっているものを武器に勝負をする、それがニューヨーク流なのです!

城後紗織(じょうごさおり)

小松優美(こまつゆみ)
NY在住のライター、コーディネーター。早稲田大学卒業後に渡米、New York Institute of Technologyでコミュニケーションアーツの修士号を取得。フリーランスライターとして日本の媒体にインタビューを中心としたカルチャー、ライフスタイルのストーリーを寄稿する。主な媒体はELLE A TABLE、ELLE DECO、Figaro、Harper’s Bazaar、GQ JAPAN、Safari、OCEANSなど。ファッション撮影や企業視察などのコーディネートも行っている。

1人のメンバーがいいね!と言ってます。
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