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2018/09/05

肌の曲がり角は2回!?最新のたるみ研究トピックスを大公開!

顔を老けた印象に見せてしまう大きな原因の一つが、肌のたるみ。とくに、年齢とともに現れやすくなるほうれい線やフェイスラインのたるみは、どんなにケアしていても避けては通れないもの。そこで、ロート製薬では、キメの乱れ、くすみ、たるみなど、女性たちの様々な肌悩みのうち、見た目印象の影響が大きいたるみに着目し、研究を重ねてきました。その結果、様々な新事実を発見!これらの研究結果についてお話しながら、たるみケアに効果的な成分についてもお教えします。

教えてくれたのは

ロートネーム:はらだ研究員

入社以来、ロートの研究員として10年以上従事。現在はスキンケア製品を中心とした研究開発に携わる。一人でも多くの女性の健やかで美しい美肌つくりのお手伝いをするため日々研究に励んでいる。

肌のたるみの曲がり角は、30代前半と40代後半の2回!

ロート製薬では、再生美容や機能性素材の探索などを追及する研究拠点「ロートリサーチビレッジ京都」を基軸に、美容皮膚科のアオハルクリニックと共同で研究を行い、肌のたるみについて独自の測定・評価法を確立しました。

そこから導き出されたのが、30代前半と40代後半の2回、がくっと変化が進む肌のたるみの曲がり角が存在するということです。また、20〜40代で変化が始まることが多く、各世代の大きな悩みであるほうれい線とマリオネットラインについても、ほぼ同じぐらいの度合いで見た目に影響を与えていることが判明しました。
さらに詳細に研究を進めていくと、ほうれい線の原因となっているのがフェイスライン自体のたるみだということも確認。顔全体のたるみが、線(=しわ)へとつながり、より老けた印象を与えてしまうのです。
老化は一度進むと巻き戻すのは大変なもの。大きな変化が起きる前の日々のケアの積み重ねがとても大切だと、私たちは考えています

たるみに効果的な成分とは?研究で着目したのはこの3つ!

ロート製薬では、細胞・遺伝子レベルでのたるみのメカニズム研究も行っています。私たちの体は細胞から成り立っていますが、そこでたるみに大きな影響を及ぼすのが、水分を保持するヒアルロン酸、肌の真皮を形作るコラーゲン、バネのような働きで弾力を生み出すエラスチンです。たるみの研究を進めていく中で、これらを生み出す成分や、より機能を高める成分を発見。特に着目した3つの成分をご紹介します。

保湿成分の代表格「ヒアルロン酸」へのこだわり

確かな保湿力を叶えるために、ヒアルロン酸にもこだわって研究しています。ひと言でヒアルロン酸と言っても、実はいろいろな種類があり、それぞれに異なった特徴があります。
例えば、「ヒアルロン酸Na」は一般的にヒアルロン酸と呼ばれるもので、皮膚の中に存在し、うるおいを保つ働きをしています。また、1gで約6Lもの水分を抱えることができると言われています。「ナノ化ヒアルロン酸」は分子量が小さいため、通常のヒアルロン酸よりも皮膚に浸透しやすいとされています。「スーパーヒアルロン酸」は、皮膚中で通常のヒアルロン酸の2倍もの水和水(水分子)を保持することができると言われており、肌のうるおいキープ力が高いのが特徴です。「3Dヒアルロン酸」は、ヒアルロン酸が立体的に網目構造をとっている成分。このネット構造によって、しっかり水分を抱えたまま肌にとどまることができます。

コラーゲンを生み出す働きのある「豆乳発酵液」

豆乳発酵液とは、コラーゲンやヒアルロン酸と同じ保湿成分で、美肌効果が高いことで知られるイソフラボンが含まれています。また、豆乳発酵液は、肌内部のコラーゲン量が減少した時に新たなコラーゲンを増やし肌の調子を整える働きがあります。さらに、ヒアルロン酸を増やす働きがあることもわかっており、美肌つくりには大切な役割を持っています。

肌のハリを保つ働きがある「グリセリルグルコシド」

アフリカのナミブ砂漠に “復活の木”と呼ばれる植物が生息しています。過酷な環境下でも驚異の保水力を保ち続けており、その理由が、この植物が持つとされるうるおい成分「グリセリルグルコシド」にあると言われています。この希少な保湿成分は、肌細胞の水の通り道に作用して、水分を取り込んだり、コラーゲンの構造を維持して肌のハリを保つ働きなどがあります。

このように、ロート製薬ではたるみを徹底的に研究して、商品ごとに最適な成分と配合を目指しています。人生に2度訪れるという肌のたるみの曲がり角に立ち向かうためにも、ぜひ毎日のスキンケアにこれらの知識を生かしてみてくださいね。

1人のメンバーがいいね!と言ってます。
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