紫外線だけじゃない！日差しに潜む肌老化の危険性

紫外線だけじゃない！太陽光線の種類と性質

太陽光線は、その波長の長さによって紫外線（UV）、可視光線、赤外線（IR）の3つに分類されます。一般的に、波長が短いほどそのエネルギーは強く、波長が長いほど、肌の奥へ入り込む性質（到達度）が強いと言われています。

太陽光線の中でも、特にエネルギーが強いとされるのが紫外線であったため、早くから肌への影響とその対策が研究されてきました。
しかし近年、肌の光老化を引き起こす可能性があると注目され始めたのが可視光線中の『ブルーライト』と、赤外線中の『近赤外線』です。

ブルーライトは、波長が380～500nm（ナノメートル）の青色光のことで、ヒトの目で見ることのできる光（可視光線）の中でも、もっとも波長が短く、強いエネルギーを持つ光です。パソコンやスマートフォンなどのLED照明にもこのブルーライトが多く含まれていています。近赤外線は、波長が800～2500nm（ナノメートル）と長く、紫外線や可視光線と比べて肌の奥に入り込む到達度が大きいことが特徴です。

肌老化の新知識！ブルーライトと近赤外線がお肌に与える影響

ブルーライトは、UVA（紫外線A波）と同様に、肌の奥の真皮層に届いて活性酸素を発生させます。それによって、ハリ・弾力を生むコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作る線維芽細胞を傷つけてしまいます。そして到達度が大きい近赤外線は、さらに肌の奥の組織である筋膜や筋肉にまで届いてダメージを与えることで、たるみの原因となることがわかってきました。日焼け止めをしっかり塗っているのに、シワやたるみがひどくなった…という方は、このブルーライトや近赤外線による光老化が原因となっているのかもしれません。

未来のお肌のために、ブルーライト・近赤外線対策を！

では、このブルーライトや近赤外線からお肌を守るためには、どうしたらよいのでしょうか。基本は紫外線対策と同じです。ブルーライトや近赤外線がお肌に及ぼす影響も意識しながら、以下の対策をぜひ実践してみてください。

日差しを物理的に遮る（遮光）

1番の対策は、紫外線同様、日傘や帽子、サングラスなどで日差しを物理的に遮ることです。これらのアイテムには、ブルーライト・近赤外線をカットする素材をつかったものもありますので、うまく活用して日差しの直射を避けるようにしましょう。また、ブルーライト・近赤外線はUVA同様、窓も透過してくるので室内にいるときも日差しが直接当たらないよう意識してみてください。

抗酸化成分を多く摂る

紫外線・ブルーライト・近赤外線ともに体内で活性酸素を発生させることで、肌やその他の組織にダメージを与えます。したがって、この活性酸素を除去するために食事やサプリメントから「抗酸化成分」を摂ることで身体の中から行う対策もおすすめです。代表的な抗酸化成分には、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどがあります

どんな食材を選んだら良いのか迷ったときは、色鮮やかな食材を選ぶと良いですよ。見た目にカラフルな食品は、抗酸化物質である天然の色素を豊富に含んでいて、これらは紫外線をたくさん浴びる過酷な環境で育っているので、紫外線から身を守るために抗酸化成分を多く含んでいるからです。

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左から
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販売名：ロートデジアイコンタクト
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いかがでしたでしょうか。光老化が引き起こす深いシワやたるみは、一度肌にあらわれてしまったらお手入れするのがとても大変です。紫外線とともにブルーライト、近赤外線の量も増えてきています。未来の美肌のためにも、紫外線ケアに加えて、ブルーライト、近赤外線対策も意識して、毎日のケアを積み重ねていきましょう。