痛みを感じるような目の乾きに／Ｖロート ドライアイプレミアム

開発者インタビュー

深刻化する、現代人の“目の乾き”

エアコンによる空気の乾燥、コンタクトレンズの使用などに加え、近年ではスマートフォンの普及に伴い、パソコンやスマートフォンの画面を凝視する時間が増加していることで、“目の乾き”が起こりやすくなっています。また、加齢による涙の減少や、特に女性はホルモンバランスの影響で油分が減りやすいとも言われており、“目の乾き”を引き起こす原因は、ますます複合的に。このように、生活環境に関わらず、現代人にとって、“目の乾き”は、とても深刻になっていると言えます。

つらい“目の乾き”症状を、根本原因から解決したい

疲れやかすみなど、他の目のトラブルと比べて深刻度が高いのがドライアイ（乾き目）の特徴ですが、実はドライアイ（乾き目）には、「涙液の量が少ないために、目を守るための涙の層が壊れやすいタイプ」と、「涙液が蒸発しやすいタイプ」の、２つのタイプがあります。
前者のように涙液が不足している場合は、涙液の代わりになる水分を補うことでケアできますが、後者の涙液の蒸発を防ぐケアは、技術的にもとても難しいものでした。
涙は、外気と接するいちばん外側に油層と呼ばれる油の層が均一にあるのが、正常な状態です。
ところが、瞬きの不足や空気の乾燥など様々な要因によって目が乾いてくると、油層が破壊され、その部分から涙が蒸発してしまい、乾き目の症状が引き起こされることが分かっています。つまり、涙の蒸発を防ぐためには、まず涙液を安定化させる必要があるのです。ドライアイ（乾き目）を、その根本原因から解決することを目指し、試行錯誤を重ねて、研究に取り組む日々が続いていました。

涙液の「3層構造」を崩さないために。開発した試作品は70種類以上！

目の表面を覆い、膜を作って目を守ってくれている涙（涙液）は、油層・水層・ムチン層の「3層構造」でできています。油層は、外気と接するいちばん外側で涙液の蒸発を防ぐ役割を持ち、ムチン層は、涙液を角膜につなぎとめる役割を果たしています。私たちは、涙液の、この「3層構造」、中でも油層の状態を守る処方をめざして、開発を進めました。本来、なじまない水分と油分を安定的に配合するだけでも非常に難しく、少しずつ条件を変えて処方開発を続け、70種類を超える試作品を作り、たどりついたのが、「Vロート ドライアイプレミアム」なのです。瞳をしっかり覆うような広がりを感じるさし心地も、実現できました。

瞬き時におこる、まぶたとの摩擦を軽減！

せっかく涙液の質を高めても、目の表面が傷ついたり、荒れていては均一な涙液の膜が作れないので、角膜（目の表面）のダメージをケアすることも必要です。そこで、私たちが着目したのは瞬きをする時の“摩擦”でした。 瞬きする度にまぶたは角膜に沿って動きます。その時、本来なら均一に広がっている涙液が、まぶたと角膜の間でクッションとなるのですが、涙液が足りなかったり、角膜が荒れて涙液の層ができない状態だと、瞬きの度にまぶたと角膜が擦れあって摩擦を起こしてしまいます。そうなると均一な膜ができないばかりか、場合によっては傷ついた部分の涙液が部分的に蒸発し、角膜がむき出しになる場所(ドライスポット)ができて、刺激や痛みを感じるのです。最近は目のゴロゴロ感も摩擦が原因と言われており、摩擦を軽減する処方にすることが必要だと、私たちは確信しました。

そこで、配合したのが角膜ダメージケア成分「ポピドン」です。まぶたと角膜の間のクッションの役割も果たす、このうるおいの成分は、目の乾きにしっかりアプローチ。「夕方になると乾き目がつらい！」といった症状も軽減します。

最後にお客様にひとこと

｢Ｖロート ドライアイプレミアム｣は、特に症状がつらいドライアイ（乾き目）症状を治すための目薬です。ただ涙を補うだけでなく、目が乾いてしまう根本原因にアプローチできるようにと、心をこめて開発しました。私史上、最高のさし心地を実現した処方だと思っています。痛みを感じるようなドライアイ（乾き目）にお悩みの方には、一人でも多く手にとっていただき、効果実感していただけると嬉しいですね。