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約1時間前

目薬の一滴が「目からあふれない」ために、注ぐ情熱。ギリギリの攻防戦。容器開発は面白い

本記事はロート公式noteの記事を転載しています。

目薬のキャップをカチッと開ける。化粧水を適量手にとる。 毎日繰り返す何気ない動作の中で、少しでもキャップが固かったり、液が想像以上に出てしまったりすると、それは小さなストレスになってしまいます。

だからこそ、ロートの容器開発が目指すのは「意識されない使いやすさ」。

何気なく手に取れる、その「何気なさ」はどうやって生まれるのか。どんなこだわりがあるのか。容器開発を担うがんさんとハマーのふたりに、終わりのない試行錯誤と開発への想いを聞きました。

【プロフィール】

がんさん

がんさん

前職などで医療用具や医薬品容器の開発を経て、2007年にキャリア入社。入社後は容器評価や試験を担当し、リップクリームをはじめとする化粧品容器の立ち上げに従事。その後、化粧品から目薬まで一通りの容器開発に携わり、現在はマネージャーとしてグループを牽引する。

ハマー

ハマー

2005年、ロート製薬に新卒入社。生産部門にて、自社工場設備の設計・作製・プログラミングなどを担当する。2011年6月より容器包材開発へ異動し、スキンケア製品から目薬まで、幅広い製品の容器・包材開発(新製品対応、新規開発など)に携わる。代表作に『ヒアルロンセラムUV』『ロートリセグロウ』『猫耳目薬』など。

「意識されない」ことへのこだわり

ーーロートの容器は、「意識されないところまでこだわる使いやすさ」を目指していると聞きますが、「意識されない」というのはどういうことでしょうか?

がんさんがんさん

容器って、薬や化粧品をお客様にお届けするための「縁の下の力持ち」なんですよね。同時に、お客様が直接手で触れる部分でもあるので、「使いやすい」といった嬉しい声も、「キャップが開けづらい」といった改善を求める声もダイレクトに届きます。

お客様が何も違和感を持たず、自然に使ってくださる容器が「意識されない使いやすさ」かなと。そこを目指しながらも、実現するのはなかなか難しい。30年近く容器に関わっていますが、奥深い世界です。

ハマーハマー

違和感なく使ってもらえたり、使いやすいと感じてもらえたりする容器は、ちゃんと説明したときに初めて、「あ、そこまでこだわってたんだね」と気づいてもらえるものかもしれませんね。

ーーなるほど。そんな容器開発の面白さは、どんなところにあるのでしょうか。

がんさんがんさん

「終わりがない」ところと、「絶対的な答えがある」ところの両立ですね。

私たちはお客様に製品をお届けするために、何百万個という単位で生産をします。設計上は完璧だったとしても、いざ100万個作ってみると、「バラつき」が出てきてしまう。そのバラつきをどれだけ抑え込めるかといった、容器品質の高みを目指す道のりには終わりがないんです。

でも、不具合が起きたときには「絶対的な答え」があるんですよ。「キャップが固い」と思ったら、「ここのネジが原因かな」とか「この材質の影響かな」とか。何かしらの原因が必ずあって、それを見つけ出して自分たちの手で改善できる。そこが面白いところですよね。

ーー万人が違和感なく使える「完璧な容器」を作るのは、やはり難しいのでしょうか。

がんさんがんさん

同じ容器でも人によって使いやすかったり、違和感があったりするものです。「最初から100点の容器」というのはなかなかないんです。ですので、常にお客様の声を聞いて改善活動を続けています。

たとえば以前、容器の中の製剤が頭皮に届きやすいように リニューアルした製品があります。機能的にかなり難しい容器なんですが、「これだったら喜んでもらえるだろう」と思っていたら、慣れ親しんでいたお客様からは「前の方が良かった」という声が来たりもするんです。

ーー良かれと思った変更でもそうした反応は起こりうるんですね。

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